メンタル(心の傾向)

がん発病には多くの要因がからんでいます。
遺伝・体質・食生活・環境・性質・・などがありますので、一言でがんになる
人格は決めつけられませんが、がんにかかる傾向の性格というものがあります。

実験心理学者のローレンス・ルシャンによる「がんを引き起こす心理的要因」によると
・子供時代に孤立・絶望感・緊張した人間関係におかれる
・自ら安定した人間関係を築くことや、何かに打ち込み満足感を得ることの体験を得ることが難しい環境。
・何かにつけて子供時代の心の傷が蘇り、こころに深く根付いていく。

こういったプロセスを踏まえ、なにか出来事があった時
・自分の感情を表現するのはよくないと無意識に感じている。
・自分ががんばれば・・・自分が我慢すれば丸く収まると感じる
・自分が求めるものは、あまり価値がないと思うので、求めるのを諦める
・漠然とした不安にかられやすい
・ありのままの自分では認めてもらえない
・愛してもらえないと感じる
・自分より他人の感情や機嫌を大事にする

こういった心理は無意識の思いですので、意識しないまま、こころの奥深い場所で蓄積されてしまいます。
表現できなかった思いはくすぶり、ストレス耐性を弱めていってしまいます。
これらの積み重ねの上に、こころを揺さぶるような大きな出来事が起こったり、自分では対処できない・・と無力感を感じるような出来事が起こったりしたとき、免疫系の機能が損なわれ、がんが発症するのです。

がん患者さんの多くに共通するのが、幼少時代の環境がストレスの多いものであったというのは偶然ではないようです。

がんを発症しないために、また、発症している場合は進行を遅らせるためにできることは・・・?
がんの発病や進行・治癒の過程にはこころのあり方が、大きく影響していることを認識します。
自分の考え方・感情・その背景・・・・なにかが病気に大きく関係しているのでは?と見つめ直す。
・そのときにはその考え方が必要だったかもしれないが、今の自分はもう必要のない考えであると認識する。
・違う考え方を探してみる。
・感情をそのまま感じきってみる。
・こころのわだかまりを身体的運動によって緩和するようなワークを取り入れる。
がん治療において、こころの分野を視野に入れることは、非常に大切なことです。
瞑想法を、こういった自分の心と向き合う時に取り入れると、気づきが多くなります。

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