自然治癒力について5(身体の柔らかさ)

ガンという病気にかかわらず、一般的に病気になるとその部所や症状に気をとられ、身体全体に気をまわすことを忘れがちです。
しかし、健康を害した時の身体の状態をみてみると、全体に硬くなっているはずです。
筋肉や腱が硬い・柔軟性に欠ける・病状の出ている付近が硬い・リンパ節がゴリゴリしている・・・など健康時とは明らかに異なります。
(健康時から自分の身体のことを観察しているとよくわかります)

中でも、ガンという病気にとって、問題になるのが、後頭部や肩・首が非常に硬くなっているケースです。

この付近が凝ったり硬直したりするのは、身体が「脳」を守ろうと働いていることになります。
本来、動物であれば弱い箇所であるこの部分は、外敵に襲われると致命的です。
ですから、本能的に脳がダメージを受けそうになると、硬くして身を守ろうとするのです。

では、私たちの外敵とは・・・?
現代の生活で実際に外敵は存在しませんが、慢性的なストレスがりっぱな外敵となります。
ストレスは交感神経を優位にして、来るべき敵の攻撃に備えようとします。
このとき、身を守るため、身体組織を硬くします。
また、攻撃による衝撃やケガに備えるため、免役を高めようとします。
この免役は体表に近い部分で活性化するため、身体の内部に対する免役の働きは弱くなります。
がん治療において、免疫力は鍵となりますが、現在の身体の中で免役が活性化しているかどうかは判断がつきにくいものです。

しかし、身体の様子をみる・・・
身体が硬いかどうか(硬い人でもいつもと比べて、どうかをチェックします。)
肩や首にコリや硬直があるかないか
こういったところから自身の身体の状態を推測します。

身体が硬いとストレッチなどをすればよいのでは・・と考えられます。
しかし、ストレッチをしても一時しのぎになりかねません。
「脳」が身体を硬直させようとしているのですから、脳の働きを変えることを考えないといけないのです。

そこで、
リラクゼーション・呼吸法などの意識集中トレーニング・ある種の体操法などが有効になってきます。
つまり脳に休息を与えることで、交感神経を優位にする必要がないことを認識させます。
結果として、身体の内部(ガン)に対する免役を活性化させることができます。

治癒力が高まっていけば、身体がやわらかくなる・コリや硬直がなくなる・・このことで自分の治癒力を推測することができます。

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