不妊体質 ④便秘

便秘の問題もなかなかやっかいです。
とても基本的なことですが、「薬を飲んで出るから大丈夫~」というのは、論外です。
他の頭痛や生理痛にしても、「薬を飲んで痛みが取れる=治る」と思っている方がいらっしゃるんですよね~。
これは問題を隠しているだけであって、健全な対策をとらないかぎり、いい方向には進みません。
何かしらの疾病や不妊で困っているという悩みをお抱えなら、健康な身体は痛みなどないし、出るものは自然にでるはず!とお考えください。

便秘の原因としては(水分・野菜・運動などの不足はのけておいて)
・消化器系の問題
・構造的な問題
・自律神経からみの問題にあげられます。

消化器系の問題・・・
胃・胆のう・膵臓などの消化液の問題があるとき、それぞれの臓器が硬直している・ゆがんだり下垂したりしている・お互いの臓器が圧迫しあっている・・・ などの現象により、働きが低下していると考えられます。
その場合は、緩めてあげたり、位置を元に戻すよう矯正したりし、働きを活性化させます。

構造的な問題
消化器系の臓器の問題だけでなく、子宮や卵巣のゆがみが、腸を圧迫することもあります。腰痛関連の記事にも書きましたが、 子宮や卵巣のゆがみを生じさせるものは、横隔膜・骨盤・仙骨・大腰筋などいろいろ考えられますので、そこからアプローチすることが必要になるかもしれません。

また子宮が後方に変位していると直腸を圧迫し、便秘の原因となることもあります。姿勢などの配慮も必要かもしれません。

自律神経がらみの問題
メンタルな部分と便秘や下痢との関連はどなたでも経験あると思います。
自律神経は、内臓の働きすべてに関わっていますので、 前述した消化器系の臓器の働きとともに、前傾か後傾などの姿勢にも影響を与えていきます。

特に、交感神経や副交感神経がそれぞれ十分に働くときは働き、 休むときは休むといったメリハリ・偏りなくバランスよく働く・真ん中に戻ろうとする力がある・・・といったことが大切になります。

このような働きができるためには、 身体が冷えていないこと・硬直やハリがないことが条件になってきます。特に、後頭部や首、脊椎ラインがこっている場合は、自律神経のバランスが乱れがちになりますので、 その部分をゆるめるケアが必要になってきます。

便秘があるということは・・・
・腸の状態が悪いので、血液の汚れがおこる
・腸が膨らむので、子宮や卵巣を圧迫し、機能を落としてしまう
・腸内環境が悪化すると、セロトニン系のホルモンが分泌されにくく、メンタルが乱れてくる(ストレスを感じやすくなる))

などの問題が生じてきます。便秘の影にもいろいろな問題が隠されていますので、1つ1つ対策を考えていきましょう。
直接的でなくても、 不妊の原因を解決していくことにつながっていきます。

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