ガン治療と運動効果

ガンに罹患したとき、ある程度の運動は必要だと思われますよね?

おそらく、血行をよくするためとかストレスを紛らわせるためと お考えになるのではないでしょうか?
ところが、運動効果は我々が思っている以上に高く、もっと深いものが あるのです。

イメージ療法のサイモントン博士によると、だいたい1回1時間×週3回 ぐらいのペースで規則的に繰り返す運動が必要だといいます。
(たとえばウォーキングなど)

心臓病やガンといった病気は、文明化が進んでいない文化圏ではあまり 見られません。
生活が豊かで、座ることが多い生活だとこれらの疾患が増えるのです。
身体を動かさないことに加えて、ストレスが増えることもその要因に なります。
裕福で怠惰・・・これが一番健康に悪いようですね。

動物実験でも、運動させると腫瘍の成長が遅くなるといったデータや 運動した筋肉から抽出した液を注射すると腫瘍の成長を遅らせる といったことがわかっています。

一定の規則正しいリズムで身体を動かすと(ウォーキングなど)心を 爽快・爽やかな気持ちにさせる「セロトニン」という脳内物質も分泌 されます(20分以上の継続が必要)

ここで、運動がもたらす精神的な効用について記述します。
・考え方が柔軟(こだわりが少なくなる)になる
・自己充足感が高まる
・自己の概念が強くなる
・人のせいにする傾向が少なくなる
・抑うつ感が減少
・自己の予定のコントロール力が身につく

などがあげられます。
また身体的にも、免役系を刺激してくれます。
この免役系の働きかけが、抑うつ感を抑制してくれるのです。
身体とこころはつながっているので、どちらかへのポジティブな 働き掛けはもう一方へ必ずプラスの効用をもたらしてくれるのです。

ガンという病気になると、どうしても肉体的な治療にばかり目が むきますが、こういった精神的な効用を考えると、まずは、病気を 回復させようとする根源的な力を運動によって養う・・・
これを治療法の1つに必ずいれていただきたいと思います。

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