治癒に必須!リラクゼーション

私たちのイメージでは、リラクゼーションという言葉からは、これが病気治癒 にとって、ものすごく重要であるという認識にはつながりにくくなっているの ではないかと思います。

とても疲れた状態からの一服とか、休暇とか気晴らしとかのイメージで、病気 を治すために、どういった「リラクゼーション」があるのか、自分にあうのか、 を真剣に考えようとしたり、実際に取り組もうとする人はそれほど多くはない と気がします。

病気になって医師から「ストレスがよくないから、ストレスがかからないよう に」とアドバイスされることはよくありますが、具体的にストレスに対抗でき る方法や、ストレスがかかった身体を癒す方法についてアドバイスされること はまずないでしょう。

そこで、私たちはストレスを癒す「リラクゼーション」方法として、のんびり したり、気分がほぐれたりすることを考えます。
その結果は、ソファーに横になってテレビを見たり、ネットサーフィンをした り、友達とおしゃべりをしたりを行い、ストレス緩和に努めます。

でも、これらは気晴らしになっているだけで、病気治癒のための「リラクゼー ション」とは全く違うということをご理解くださいね。
効果的なリラクゼーションは
・身体に生理的な変化をおこさせる
・無意識に領域においても、緊張や恐怖心を緩和させる
・前向きや意欲など積極的な気分を誘導させる


これらの心理的・身体的な変化が必要なのです。

病気になったときやストレスが強いとき、脳神経の働きやホルモンの働きに よって、「緊張」や「恐怖」という感情の変化がおこります。
すると、脳の指令から、身体は「闘争・逃走モード」となり、血管が収縮し たり、筋肉が硬直したりします。
この状態は、身体が病気を治していこうとする際に、マイナスに作用してし まいます。

「リラクゼーション」は、心の作用からおこった身体の変化に対して、その 身体に働きかけることによって、心をコントロールし、さらには、脳の神経 やホルモンまで影響を与え、治癒作用を促すことを期待するものなのです。

では、具体的な方法としては
・瞑想
・自律神経訓練法
・イメージ療法
・ボディスキャン法
などです。
どれもが自分の呼吸や身体の感覚に意識をフォーカスしていくものです。
やり方はいたって簡単でお金もかからず、スペースと時間さえあればどこでも 実践できるというものです。
まずは、実践して自分の身体の状態や精神がどのように変化するかをみていき ましょう。わずかでもその変化を感じることが、続けていくことのモチベーシ ョンになるでしょうし、その継続が大きな変化につながっていきます。

目安として、これらを実践した後
・活力がわいたり、イキイキとした心持ちになることができる
・自分の内から力が湧いてくる感じをもてる
・目の前のできごとや自分がなすべきことに前向きな気持ちで望める。


このような精神状態になることを第一義的な目的としています。
これをベースにして、さまざまな療法・・・食事や運動や他の代替的な療法に 取り組んだ時、ベストなパフォーマンスが発揮できるのです。

いろいろな情報が流れる中で、あれがいい・こっちのほうがいい・・・、 または、これをやって効果でないから次はこっち・・・ととっかえひっかえ、 あの手この手と療法をジプシーする方がいらっしゃいますね。

気持ちは十分にわかりますが、そのような方たちは、外部からのツールに頼っ ているだけで、肝心要の自分の内的力を底上げすることが後回しになっている のだと思います。

家を建てるときに基礎が脆弱だと、その上の家にどんなに頑強な素材を使った としても、時間とともに崩れていってしまいます。

その基礎部分が身体の場合は、精神状態(心のもちかた・思考パターン)が主 であるのです。それを変化させ、強化させてくれるのが、前述した方法である のですから、人の身体って意外にも単純でうまくできているなぁ~と感じさせ られます。

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