私たちは「清潔」が正しいことやいいこととして、すぐに除菌や抗菌と
いったグッズに頼るようになりました。
子供の頃から、自然に触れる機会が少なく、またすぐに手洗いだの除菌だの
という生活では、土壌バクテリアなどの菌と接触し刺激を受ける機会が減ります。
このことで、免疫は、体内での異物を本当の敵かどうかを判断する能力が低下
します。
免疫を担当していいるのは、白血球という血液の種類ですが、その白血球はバイキン
やバクテリアをえさとして、成長し増殖しているからです。
免疫の未発達により、体内で免疫が暴走するとアレルギー反応がおこるわけです。
このバクテリアには精神性と非常に深い関係があります。
過敏性腸症候群のかたの80%に不安やうつ傾向がみられます。
また、自閉症のかたの腸内のバクテリアが異常に多いといわれます。
腸内環境と脳内環境との関係は科学的な解明はされていませんが、しかし、体験的に
腸の状態がよいと前向きな気分であったり、不調であれば落ち込みやすくなるなどの
ことは理解できます。
土いじりをすることで、バクテリアが体内に取り込まれ、免疫細胞のエサとなり
腸内環境を良くする(腸管免疫といって腸内で作られるため)。そのことで精神性に
作用する。
「バクテリアには抗うつ薬と同じ効果がある」
といわれますが、ぜひ、取り入れたいですよね。
ストレスフルな現代人には、ガーデニングや畑作業などは薬に代わる精神安定剤
になるでしょう。
うつ・土いじりが効果的
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