先進諸国の5~10%は慢性不眠に悩まされていると
言われます。
先進諸国ですから、自然と切り離された生活の影響が
大きいと推測されます。
脳の中には、扁桃体と呼ばれるところがあります。
ここは、古い脳の中枢で不快な刺激や恐怖心に対して
反応するようになっています。
ちなみに抑うつ状態にあるときは、この部位の活動が
高まります。
そして、おでこの部位にあたるところが前頭葉とよばれる
ところです。
この前頭葉で、扁桃体を抑制して、感情の反応を適切に
修正しています。
もし、睡眠不足となると、扁桃体と前頭葉、2つの部所の
経路が遮断されてしまうのです。
つまり、睡眠不足状態では、扁桃体が暴走・・・感情的に
なりやすいとか、イライラやクヨクヨなどのネガティブな
感情に陥りやすくなるということです。
ここで、抗うつ剤や催眠剤などの問題ですが、これらは夢見を
抑制してしまうことがわかっています。
人は、日中おこったことや記憶したことなどを夢を見ることで
頭の中で整理整頓し、高まった感情もクリアにしていきます。
しかし、薬に頼る睡眠では、感情の発散が難しく、精神衛生上
に問題がでてくるかもしれません。
眠れない・・・というのは、身体かメンタルがなんらかのSOSを
発信しているのかもしれません。
安易に薬に頼らずに、まずはボディのケアをしたり、ストレスを
解消する方法を考えたりしてみましょう!
慢性不眠・・・薬は慎重に。
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