生理痛・生理不順について

本来、健康体であれば規則正しい生理周期とともに、生理痛なども発生せず、量的にもほとんど自分の意思でコントロールできる範囲の量であるものです。

痛みには痛み止めで対処、生理不順も気にせず・・・と放っておけば、体内環境は悪化して、治癒までにかかる時間が増えてしまいます。
痛みはからだからの警告であることを認識して、自分の身体と向き合っていただきたいものです。

生理は、ホルモンの働きかけと同時に自律神経の働きにも影響を受けています。
とても、複雑で繊細な働きですので、さまざまな体調の変化や精神的なストレスに、即効反応してしまいます。
生理関係の不調を改善するには、全身のトータル的なケアが必要になってきます。



① 冷えの問題

近年では、冷え症でない人をみつけるほうがむずかしくなってきました。
冷え症であるという自覚すらない極度の冷え症のかたもいらっしゃいます。
生理痛や生理不順でお悩みのかたは、おそらくほとんどの方に冷えがあると思われます。
おなかをさわってみて冷たいようであれば、まずここから改善しなければなりません。

冷えると固くなるのは自然の道理です。
おなかまわりが冷えると、血行不良となり、子宮全体が固くなります。
生理時、子宮収縮のとき、柔軟性を失っていれば痛みが起こります。
ホルモンにおいても血行が悪ければ、スムーズに運ばれず、生理周期の乱れもおこるでしょう。
婦人科系のトラブルにおいて、冷え対策は何より重要です。

しかし、温めればそれでいいかというと、そう簡単にもいきません。
体温の調節をおこなっているのは、体内環境であり、脳の脳幹(間脳)部分だからです。

冷えをつくる環境はさまざまです。
身体をひやす食事・添加物・化学物質・脚を使わない生活冷暖房完備(体温調節能力の低下)・不適切な服装・足の動きを制限する靴・ストレス・自然の氣を得られない住環境こういった生活環境をできるところから見直し、間脳の調整、つまり自律神経のバランスが整うような養生法をとりいれるのが、よいと思われます(体操法や呼吸法、リレクゼーション法など)


② 骨格のゆがみ

骨盤がゆがめば、その中に位置する子宮は窮屈になります。
そもそもゆがみはなぜおこるのでしょうか?
姿勢の悪さはもちろんあります。
日頃の座り方や立ちかた、日中のからだの使い方でゆがみは生じるでしょう。
また、足底や足首関節から膝の問題がおこり、そこから骨盤に影響しているケース、背骨のゆがみが影響しているケース、脚・下半身全体の筋力の低下が引き起こしているケースこのような身体の構造上の問題だけでなく、自律神経ルートが仙骨稼動に影響を与え、そこから骨盤も影響を受けているケースがあります。

骨格上の問題は、それをとりまく筋肉の柔軟性を高めたり、関節稼動をひろげることで元の状態に戻すことが可能です。
また、自律神経のバランス調整をおこなうことで、ホルモンの働きを促し骨盤稼動を容易にする効果も期待できます。


③ ストレス対策

ストレスフルな生活をおくると、生理の周期が乱れたり、生理の質が変わったりすることは、誰にでも起こりえます。
それほど、生理をおこすメカニズムは繊細であるということです。
身体はストレスを感じると、身の安全を守るシステムを働かすことを最優先し、生理・生殖関連は二の次となります。

一時的であれば問題はありませんが、長期にわたるストレスや過度のものは対策を考えた方がよいでしょう。
ストレス自体は変えようがないことが多いですが、前向きに対処していく(自己効力感を持つ)・ストレスを受けた身体のホローをする・・などでダメージを最小限にすることはできます。

ストレスマネジメント法・リラクゼーション法・などを取り入れます。
身体の状態を整えることは、さらなるストレスを生まないためにとても重要です。


④ 身体づくり

冷えの問題と絡んできますが、現代人は下腹部の筋力が非常に低下しています。
車社会やデスクワークの増加・便利な生活グッズの影響などが考えられます。
下腹部の筋力が低下すれば、2足歩行している人間は内臓が重力の関係で下垂し、一番下にある子宮や卵巣は押しつぶされます。
すると、血液循環が停滞し、うっ血をまねき、子宮の環境が悪化します。

下腹部の筋力をつける効果的な体操法や、腹部の血液循環をよくする呼吸法などをおすすめします。


⑤ 自律神経・ホルモンバランスの調整

それぞれ脳幹部(視床下部や下垂体)でコントロールされています。
頭蓋骨~仙骨は微細なリズム運動をしており、これが制限されれば、神経やホルモンのスムーズな流れが妨げられます。
手技療法にて、滞りのある箇所をゆるめていき、本来の身体のリズムを復元させます。



◆酵素浴

①の冷えの解消・低体温の改善
②のゆがみを改善するための筋肉の弛緩
③のリラクゼーション効果
④の血液循環を促す効果
⑤の神経リラックス効果

などにおいて効果を期待できます


◆食の指導

東洋の陰陽の理論に基づき、
身体を温める食・冷やす食
身体をしめる食・緩める食 などをアドバイスいたします


◆手技療法
身体に硬直がある場合は、自律神経バランスの乱れがおこって
いたり、ホルモン分泌に制限がかかっている場合があります。
手技療法にて、頭部から骨盤までのルートの流れをよくします。


◆体操法・リラクゼーション法 指導


【料金】
酵素温浴 30分 ¥3,000
指 導 40~50分 ¥3,000
手技療法 60分 ¥6,000
×数回(個人差による)
 

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