偏頭痛について その対策

身体の不調の中で、意外にも多いのがこの偏頭痛。何も手がつけられなくなる など、当事者はかなりつらいようです。
痛みが起こり始める前に薬を飲むとか、生理周期にも関係しているので、その 時期には無理をしないようにするとか、あまり積極的でない対処法しかないよ うですね。
西洋医学のDr.が書いているブログを見ても、「頭痛ダイアリーをつけましょう」 という対処法しか記述しておらず、やっかいなものなんだなと改めて感じました。

ところで、この偏頭痛、大気の気圧の影響をも大きく受けています。頭痛持ちの 方なら、低気圧が来るのを身体で感じられるようですね。

具体的には、5~10ヘクトパスカルの気圧の変動があると、頭痛が誘発される ようです。
1ヘクトパスカル気圧が下がると、海面が1cm上昇するというのですから、人 への影響ももちろん大きいでしょう。
皮膚にあるケラチノサイトという細胞が、大気圧を感じ、その変化にあわせてカ ルシウムシグナルを放出しているとのこと。
ですから、天気が崩れて、体調に変化がおこるのは、気分だけの問題ではないの です。

頭痛を誘発するものは、気圧のほかにも
・温度の変化
・湿度の変化
・最低温度の低さ
・朝方の冷え込み
・大気汚染
・梅雨前線や寒冷前線の影響
・匂いや音や光などの刺激

など、要因はいたるところにあるわけです。何が頭痛を誘発するかを考えていたら きりがありませんよね。

では、頭痛がおこらないようにするには、どうすればよいのか・・・

私たちの身体は、外部の環境の変化にあっても、体内の環境が一定の範囲で安定 するようなしくみがあります。ホメオスタシスと呼ばれているものです。
このホメオスタシスを働かせようとする調整機能が疲労したり、いっぱいいっぱ いになると、身体の不調として現れます。

自律神経のバランスが崩れれば「痛み」
副交感神経が亢進すれば「元気が出ない・うつ症状」
体液のバランス崩れは「むくみ」
炎症反応の亢進は「関節痛」など

不快な症状や問題が出ないようにするには、ホメオスタシスを働かせる機能が 十分に働くようにすることです。
そのためには、身体のなかでのコリや詰まり、または緊張箇所がないという条 件が必要です。

ストレッチやヨガのような体操とともに、できるだけ規則正しい生活をこころ がけ疲労をためないことです。
仕事で不規則になったり過労したりし、自分でケアできない方は、他の人の手 をかりて、緩めてもらう必要があるでしょう。

特に自律神経のバランスが崩れがちなかたは、頭痛が起こりやすい傾向にあり ます。
そういうかたは、後頭部や首すじ、あるいは頭骨自体が固いという傾向があり ます。そのかたには「頭蓋仙骨療法」によって、その部分を緩めることをおス スメいたします。

ある程度、天気情報を取り入れることは有効かもしれませんが、それによって 予定を変更することは現実難しいと思います。
自律神経のバランスを整える手法を取り入れ、環境の変化が大きくても、それ に対処できる身体をつくっていきましょう。
その結果、頭痛に悩まされることもなくなるでしょう。


 

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