肩こりの原因も人それぞれ・・②対策編

一言で「肩こり」といっても、原因は複数あって、しかも、重複するケースがあるかもしれませんね。
肩をもめば、肩こりが楽になるわけではなく、原因を見極めて、それに応じて対策を考えたほうが効果的です。
では、それぞれの原因について対処法をご紹介していきたいと思います。


① 腕の疲れ・・・肩がこったから「腕をもんでもらおう~」とはなかなか思いませんね。でも腕をもむと、肩の疲れがすっととれることがあります。
ストレッチをかけるとか、両手の指を根元でぎゅっと組んで、お互い力をいれて、刺激を与えるなどをします。

② 頭・目の疲れ・・これは、「使わない」ことですね。休む時間を設けるということですが、頭に限っては、休めることができない人が増えています。ずーっと何事かを考えている・・ような。
意識して、何も見ない・何も考えない時間を作りましょう
  
呼吸法で呼吸に集中するなど、自分の身体の感覚に意識を集めると、その間、思考する部分の「脳」は休息できます。

③ 交感神経優位・・②と同じで、頭・目をずっと使っていると、交感神経が働きすぎになります。
リラックスできる時間をつくりましょう。
②の「呼吸法」は副交感神経を優位にしてくれるので、細切れ時間に数回行うだけでも、効果があります。

④ 内臓の調子・・・ストレッチをしたり、頭や目を休ませても肩こりが楽にならない時は、内臓からくる「肩こり」かもしれないと考えて、⑤・⑥の対策を考えてみましょう。

⑤ 肝臓の疲労・・肝臓に負担をかけるのは、食べ過ぎ・飲みすぎ・加工食品・甘いもの・油もの薬の長期服用・イライラすること・働きすぎなどです。「目」が疲れやすい・目のまわりがピクピク痙攣するなどが伴っていれば、肝臓からのサインです。食生活の見直しから行ってみましょう。

⑥ 胃の下垂・・・食べ過ぎると、胃が重たくなり、肩の筋肉を引っ張ります。少食にしたり、断食をしたりすると、ずいぶん楽になります。

⑦ 姿勢の悪さ・・パソコンやスマホの影響で現代人はおしなべて、姿勢が悪くなっています。
肩を後方にひき、胸を広げる動きをしましょう。
両腕を肩のラインで開き、180度を保ちます。そのまま、腕が下に下りたり、両腕の幅が狭くなったりしないように気をつけながら、腰から左旋回・右旋回とひねります。

⑧ 骨盤の歪みを自分で矯正していくのは言葉だけでは説明が難しいですが、普段の姿勢で、どちらか側に重心をかけて立つ・荷物をどちらか一方の肩にだけかける・脚を組む・横すわりをする・・などが骨盤のゆがみの原因になります。ときどき姿勢をチェックしてみましょう。

⑨ ストレスに関して・・・感情がひとつのバロメーターになります。マイナスの感情が起こってくれば、身体はストレス反応をおこします。特に、緊張状態になれば、身体は「危険」だと感じ急所である「首」を守ろうと筋肉を固くします。それが長時間であれば、首まわりのこりにつながります。今の「感情」に意識的になって、自分の考え方や気分に気づけるようになるといいですね。

⑩ 冷え・・・肩を直接あたためるのもいいですが、「足湯」などをすると、脚から温まった温度が全身をめぐり、身体全体の血行をよくしてくれます。
また、食の影響で身体は温まったり、冷えたりします。できるだけ、自然のもので、野菜を中心にするように心がけてみてください。

ご自分の身体の状態をよく観察して、原因をさぐってみましょう。
肩こりは、普段の生活の中に原因があります。すこし、気を配るだけで、肩のこらない習慣ができるかもしれません。
その習慣をつけておけば、病気にもなりにくくなりますから、将来の健康に役立ちますよ。

 

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