自分のこと・・より人のことを棚にあげてください

家族間というのは、それはそれで難しい側面をもっていますよね。
家族だからこその甘え・期待・役割・抑圧された感情・・・いろいろなものが 複雑に絡み合っていますので、いったんこじれてしまうと、ひも解くのにも 時間や労力が必要になることがあります。

とくに、こうあってほしいという期待は、姿をかえて、直接的ではなく態度 や遠回しな言い方・他人を持ち出すなどの比喩、と手をかえ品をかえ、相手 をじわじわと追い詰めていきます。

あたかも、あなたのために・・という大義名分をかざしてやってくるので、 正面から受けてたつのは大変です。

相手のことを心配したり、あれこれと口をはさむのは、自分のことを棚上 げするために必要なことだったりします。

自分の問題のすり替えをする・相手のことを気遣うことで、自分の役割が 正当化されたり、自己評価が上がったりする・自分の不安や怒りを相手の 問題に投影する・・こういったことは、本人の自覚はほとんどなく行われ るし、相手でさえもそれと気づかず、ただただ心配されるというキャラが 固定化していってしまいます。

心配は、高じていくと「心配性」となり、さらに膨れると、怒りや恨みに つながります。そうなると、その人は決してHAPPYな状態ではいられなく なります。
HAPPYでない人に、ああだこうだ!と心配されたり、アドバイスされても 聞く耳を持つことはできません。
成功してない人から成功哲学をきかされるようなものです。

他人(家族でも)にこうしてほしい・こうあってほしいということがあれ ば、まずは自分のことへの気づきからです。
自分がどうすれば、いい生き方ができるのか・何を求めているのかを探求 していき、そのための努力を惜しまなければ、それをみている他人は、必 然と何かに突き動かされるようになるのです。

自分以外の人のことは、その人自身が解決する義務があります。気にかけ たり、必要な援助をすることは大切ですが、まずは自分を見守る!という スタンスが崩れないように注意しましょう。


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