自然治癒力を考える①

現代は、いろいろな病気・病名であふれていますよね。

現代の西洋医学はこれらの1つ1つに対して、原因を 追求し、症状を抑える・消滅させることを目的として います。

私たちも、症状が軽減し、なくなれば、その病気がなく なった・・・よかった・・・と安心します。

ところが、1つの病気は消滅しても、時間がたつとまた 別の病気が現れてくることがあります。
または、前よりもっとひどい症状になって病気がぶりかえ すこともあります。

このとき私たちは「歳だから・・・」とか「うまれつき ○○が弱いから・・」などどいって納得しようとします。

しかし、これは、病気というサインが出たときに、病気の 本当の原因を追究せず、表面にあらわれている症状を抑え こんで、自分の身体が病気を治そうとする力を発動させな かったがためにおこることなのです。

たとえば、風邪という病気をとると・・・
直接の原因は菌やウイルスになります。
しかし、根本原因は不規則な生活やストレス・慢性的な疲 労などがあり、それが影響して自律神経やホルモンのバラ ンスが崩れ免役力が低下してそこに菌やウイルスが入り 込むことで発病します。

菌やウイルスを退治し、症状を軽くする薬を使っても、体 内の環境は変わっていないため、病気を誘発する条件はそ のままです。

なので、病気を治したい・・・と考えるなら、今の症状に 着眼するのではなく、ご自分の今の体質・体内環境がどう であるかに着眼しなければなりません。

体内の環境を決定するのは、生活環境です。
食事の内容・量・食べ方・生活リズム・休息の時間や方法・ ストレスマネジメントの方法・社会的環境や役割・住環境 などが関わってきます。

これらに考え方の癖・感情のあり方・精神性が関わってきま す。

これらの影響で、自律神経のバランス・ホルモンのバランス などが影響を受け、結果として、血圧や呼吸のしかた・腸の 具合・免疫の活性度・・・身体の状態を決定しています。

この身体の状態が、病気を治す方向に働いているのか病気を 誘発する方向に働いているのかを決定します。

風邪からはじまってガンにいたる病気まで、このメカニズムは 同じです。
ですから、自分の病気は特別だとか思わず、どんな病気にしても このメカニズムを理解し、ご自分の生活や体質を調整していくこ とが大事なのです。

健康つまり自然治癒力が働くときのバロメーターとして・・・
・表情が明るい・いきいきしている
・姿勢がまっすぐ伸びている
・呼吸が深くゆっくりしている
・食欲が適度にあり、コントロールできる
・肌のツヤがいい
・よく眠れる・起きたときに爽快感がある
・感情のコントロールがきく(いつまでもその感情にこだわらない)
・情緒が安定
・前向きな気分でいるほうが多い
・意欲をもってものごとにあたれる

このような条件をおおむね満たしているときは、自然治癒力が 働きやすいときです。
こうなるように生活環境や考え方をかえていく必要があります。

自分のなかの何が治癒力の足を引っ張っているのかを見極めるのは 大変むずかしいことです。
いろいろな条件が絡みあっていますからね・・・

しかし、この作業を地道におこない変化させた人が、難病といわ れるものから治癒した人なのです。

またご相談いただきますと、生活様式のお話をうかがったり、お体 の状態を見させていただいて、なにの問題点が大きいかをアドバイス させていただくこともできます。

考え方や感情のコントロールの仕方については、次のブログから 詳細をご紹介させていただきますので、参考になさってくださいね。


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