自分自身であることで他人とつながる

前の記事で「自分の弱さを知る」というテーマを掲載しました。

人はなぜ自分の弱さを直視しようとしなかったり、隠そうとしたりするのでしょうか?

恐れ・不安・疑い・傲慢・・・・これらを持つのは、他人よりも自分が優れていたい・
他人から認めてもらいたい・自分が一番でありたい・自分が正しくありたい・・・
といった本心が奥深くにあるからですよね。

決して悪い感情ではなく、これらがあるからこそ、人生で目標をもって働いたり、自分 を支えたり、頑張ることができたりするものです。

マインドフルネスはこういった自分の表面にあらわれた感情だけではなく、その根底 にある、その感情を引き起こした根強い思考や信念にも気づいていきます。

ところで、これらのありのままを自分でも認めることができ、他人に対してもオープン にさらけだすことができたらどうでしょう?

鎧兜を脱ぎ捨てて、自分が自然な状態でいられるというのは、とても楽で、生き生きと していられるような感じがしませんか?

他人もそういった姿に魅力や親近感を感じ、こころを開きやすい関係になるでしょう。

また、自分の弱さや頼りなさ・不完全といったもの、その根底にある「自分が中心」 といったものを認めると、他人の中にもそれらを認めることができるようになります。

私が一番でありたいのなら、彼や彼女も一番でありたいはずですから。

自分自身の本質をつながっていくことは、他人とのつながりも感じること。
それは他人への思いやりや受容につながっていきます。

マインドフルネスは共感能力を高めるとか、人間関係が改善するなどの効果を掲げて いますが、自分自身への気づきがあればこその結果なのです。

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