マインドフルネスは治癒への道の道しるべ

マインドフルネスは、「今起こっていることに、解釈をしたり、判断したり することなく、そのままを注意深く見つめる」という定義になります。

「今、ここに」集中するためにマインドフルネスを使うこともできますし、 常に、マインドフルネスを意識していると、集中力が向上することもまちがい ありません。

学業や仕事やスポーツなどさまざまな分野で、マインドフルネスは注目を浴び ています。
健康分野でも、うつ症状の軽減や痛みのコントロールとしても役立ちます。

では、ありのままを見つめることで、病気からの快復にどのように、活かすこ とができるのでしょうか?

その前に、病気になるには、その前段階のプロセスがあります。
ちょっとした風邪や腹痛なら、冷やしたとか、食べ過ぎたなどわかりやすい原 因があり、どうすれば、身体にとって治りを早くできるのか、見当がつきます。

ところが、何年もかけた不摂生や蓄積されたストレス、また、環境汚染や薬害 などは原因を特定することが難しく、また、いくつもの原因が重なっているケ ースやAがBの原因で、BがCの原因のように悪循環になっているケースもあり ます。
現代増加しているガン・自己免疫疾患などの難病・アレルギーなどは、こうい ったケースですね。
追究していくには労力や時間がかかり大変なので、病院では「原因不明」とい う言葉で終わらされてしまいます。

しかし、本当は、「原因」というものは必ず存在するのです。とりあえず、症 状を抑える対策をとりながら、ご自身がこの根本原因を探求していかなければ ならないのです。

この時に役立つのが「マインドフルネス」。物事に対して自分の解釈や物語を くっつけずに事実だけをみていく。
この作業が「上手」になれば、ご自身の心の中もそのように見つめていくこと ができます。
その結果、自分のこころのわだかまりやかたまった思考パターン、ストレス反 応をおこすパターン・・・・などが見えてきます。

また、幼少のころからの出来事の積み重ねで、知らず知らずのうちに自分を抑 えることが当たり前になっていることもでてくるでしょう。
・こうすれば、周りの人たちが喜んで、自分をもっと愛してくれる
・自分ががまんをしていれば、すべてうまくいく
・親が喜ぶことや怒らせないことが第一
・期待に沿うようにがんばらねば・・・

など、本当の自分の気持ちを優先しなかったケースが大なり小なりあるでしょう。
それが大人になって、その必要性がなくても、そうふるまうことが当たり前にな っていることが多々あります。

本当の自分の気持ちを抑えていればどうなるでしょう?
生きるのが苦しかったり、意気揚々と生きられなかったりしますよね。
抑圧されていると、まわりに起こることがストレスに感じやすくなります。
それも我慢していると・・・?
だんだんと身体に負担がかかってくるのは間違いありません。

根底にそれがあり、その上に、生活習慣的な問題が重なり、もともとの遺伝的な 弱さなどが出てきて、そして発病に至るのです。

ですから、その根底の部分に気づいて開放してあげることが、一番の治療になる のです。
そのために、自分のありのままを感じ気づくことがとても重要であり、その練習 として「マインドフルネス」であることが役に立ってくるのです。

マインドフルネスであることを習得して、すぐさま病気が快復するわけではあり ませんが、難しい病気であればあるほど、この部分をクリアしていくことが治癒 への近道になると信じています。

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