人生100年時代の理想を描く

私が子供の頃、おじいちゃんやおばあちゃんは80歳を超えると、長寿だと言われていました。
私の祖母は83歳で亡くなったのですが、誰もが「仕方ないね・・」「充分でしょ・・」的な感じで、見送ったのを覚えています。

今も平均寿命は延び続け、90歳に到達するのも、時間の問題。
そして、100歳まで余裕で生きる時代がまもなく来るであろうといわれています。

でも、多くの人の意見として、「元気で健康なら」「自分のことが自分でできるなら」「最期は寝たきりでなくピンピンコロリで」という条件がみたされるのなら100歳まで生きたいと考えています。

寝たきりで、苦しいのはイヤ
認知症になって人様に迷惑をかけたくない
誰かの手を煩わせたくない
病院で薬や管づけになるのは避けたい

そう感じるのは当たり前です。

でも、今のままで、自分が望むような100歳までの人生にすることができると思いますか?

「思考は現実化する」とか「想像したものが形になる」と言われます。
また人は自分がイメージした通りの自分になっていくとも言われます。

この「思考」とか「イメージ」・・・
意外に扱いにくいものなのです。

元気ハツラツと毎日を謳歌している100歳の自分と、杖をついてよぼよぼと何とか歩いている自分・・どちらが鮮明にイメージできますか?

この時、よりリアルにイメージできる・そのイメージがありありと絵に描ける方に現実は近づいていきます。

では、いつもいつも元気ハツラツな100歳の自分をイメージすればよいのではないかと考えます。

ところが、自分のイメージをはるかに超えるものが「現実世界」です。

普段、あなたは、ニュース、あるいは身近な高齢者について、どのような姿を見聞きしますか?

弱った身体・薬づけ・認知症・寝たきり・延命措置・スパゲティ症候群・介護・・・・

このようなキーワードに結びつくようなイメージが真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか?

悲しいかな、自分が想像したくないと思っていても、普段見聞きする情報とかそういった現実に触れていると、
そのイメージが脳の中にインプットされてしまい、いざ老後をイメージしようとするときの材料になります。

そしてそのイメージに引き寄せられるように現実化していくとしたら、未来は決して明るいものでないことは容易に想像できます。

何が言いたいかというと、私達の世代が迎える人生100年時代の青写真は明るく輝くものではありません。

たとえば、スポーツの世界。
少し前には、誰も到達することができなかった技術や記録でも、誰かが達成するとその基準が当たり前となります。

そして、それをこなすことのできる年齢がどんどんと低くなっていきます。

これは、「よい見本」を観ることで、自分もこのようにできるというイメージをもとに練習をすすめるので、それが可能になります。

もちろん元気で活躍している「よきお手本」となる高齢者の方もいらっしゃいますが、少数派です。

では、私達が元気ハツラツの100年は生きられないとあきらめるしかないのかというとそうではありません。

今は情報化社会。いろいろなエビデンスを元に、こうすればアンチエイジングできるとか、若さを保つことができるといった情報が多く出回っており、
簡単に入手することができます。

多すぎて迷うこともあるでしょうが、いいなと思うものを試して、自分にあうものを見つけていけばいいのです。

そして、これからあと何十年間か、元気でハツラツと活動できるために、
今から身体のケアをし、鍛え、精神を安定させるためのストレスケアを行っていく必要があります。

具体的には、個人の生活スタイルによりますが、週に2~3回ウォーキングの時間をとるとか、食生活を変える(野菜を多くする・植物性タンパク質にかえる)
ストレッチをする・自然の中に身をおく時間をとる・・・・などです。

意識して健康の増進につながることをしていなければ、日に日に老化はしていくものなので、必然的に、身体にガタはきます。

取り立てて何もしなければ、老化に負けて、寝たきりや要介護の可能性はうんと高まっていくのです。

逆に健康のために何かをすれば、この「老化」を食い止めるか、スピードを遅らせることができます。
そして、100歳間際になってもいきいきと活動している自分をイメージしてこつこつと健康活動を積み重ねていけば、人生100年時代を謳歌できるようになります。

今の10代や20代の人たちのためにも、素敵な歳の取り方・過ごし方をみせてあげたいものです。

そうすれば、若い人も、高齢者も生きやすい社会になるに違いありません。

50代以降の人たちは、よい見本が少ないがために、手探りで、新しい生き方を模索しなければならず、大変かもしれません。

でも、確実に人生100年時代がやってきます。
多くの人が、健康で、幸福で、自分らしく生きられる時代にしたいですね。
そのためにも、流れに身を任せてしまうのではなく、健康活動の貯蓄をしていきましょう。

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