コロナ対策7 酵素風呂の抗酸化・酸化還元作用

これまで、ウイルスは熱に弱いもの・・というのが定説でしたが、今回のウイルスは、それほど熱に弱いわけではないようです。
それでも、ある程度の温度を与え続けると、死んでいくことは間違いないみたいですが、そのペースが遅いようです。

ということで、酵素風呂の効果はそれほどでは・・・?と思うでしょうが、酵素風呂における熱の効果は、初歩中の初歩のものです。

本来の酵素風呂の効果は「抗酸化作用」と「酸化還元作用」にあります。

ここで、酸化ストレスというものをまずは説明します。

人は「酸素」を取り込まないと、活動ができません。そのうちの一定量は、生命維持に使われますが、その他は「活性酸素」となります。

普通の酸素は化学式で書くとO₂で、活性酸素になるとO₃
プラス電子が1個多い状態です。

活性酸素は、細菌やウイルスを退治するために使われます。
さらに余分に残ったものは、自分自身の細胞を「酸化」(錆びさせる)させようとします。
これを「酸化ストレス」といいます。

鉄が錆びていく現象や、リンゴを空気中に置いておくと、変色する現象が「酸化」です。

病気や老化の原因はこの活性酸素が関与しているものがたくさんあります。
身近なところでは、シワやシミなどもこの活性酸素の悪さが原因です。

活性酸素が増える原因は、紫外線・薬・タバコ・添加物・化学調味料・運動・ストレス・大気汚染・放射線・・
など、生きていれば普通に発生します。

活性酸素が増えすぎると、酸化作用がおこって、細胞の老化が起こるのです。

でも、悪さをさせっぱなしというわけにはいきません。
増えすぎた活性酸素を抑える働きをするものが「抗酸化」というものです。

野菜や果物は紫外線を浴びて成長するので、人間同様、酸化が起こりますが、それを消すために、自ら「抗酸化物質」を作り出し、身を守ります。
なので、野菜や果物は抗酸化物質が多く含まれていて、活性酸素を消すのに役立ってくれます。

またマイナスイオンは、増えてしまったプラス電子を帳消しにしてくれるのです。
滝の近くにいると、身体がすっきりするのは、滝から出るマイナスイオンが活性酸素を消してくれるからなのです。

そして、酸化してしまった細胞を元に元気な細胞に戻す作用が「酸化還元作用」といいます。

たとえば、日焼けをして黒くなった肌が白くなる
細胞が変異してできたイボがとれる
などが酵素風呂の働きで起こります。

抗ウイルス作用あるので、帯状疱疹(ヘルペスウイルス)などは、発症後2~3日以内ならすっと消えていくことがわかっています。

で、今回のコロナウイルスとの関係ですが・・・
この感染で、症状が強く出る方は、高齢者・基礎疾患がある方・などです。

もともと酸化ストレスが高い方ということです。
酸化ストレスが高いから、基礎疾患を引き起こしているという図式がなりたつからです。

つまり、活性酸素が多くある・体内に炎症反応が起こっている
そこにコロナウイルスが体内に入ってくると、一気に広がり重症化するとも考えられます。

ですから、抗酸化や酸化還元効果で体内の酸化ストレスが軽減されれば、発症や重症化を防げる効果が期待できるということです。

残りを免疫系との連携プレーですね。

こういった作用のあるところが、他の温熱療法(サウナ・岩盤浴など)と大きくことなる点・強味の部分でもあります。

酵素風呂は他にもフィトンチッド効果(森林浴効果)・マイナスイオン効果・熱ショックたんぱく産生・遠赤外線効果など、ものすごく幅広い効果を併せ持っています。

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