酵素とは・・

酵素の仕事は「触媒に化学反応を起こさせ、物質を変化させる」というものです。
わかりにくいので、料理を例に説明してみます。

ここに生卵があるとします。
「卵焼きになぁ~れ」と願っていても、待っていても、何も変化はせず、生卵のままです。      

卵を何かにぶつけて、1)殻をこわす
開いて中の黄身と白身を 2)外に出す
かき混ぜて 3)黄身と白身を一体化させる
熱を加えて 4)半液状のものを 固める
くるくる巻いて 5)四角い形に整える

こういった作業を行うことで、生卵から 卵焼きへと変化します。
この中の人が行った作業にあたる部分を、体内では「酵素」が担うのです。

私達の身体は常に変化をしています。
髪や爪は伸びるし、細胞はどんどん入れ替わっています。
食べたものは、分解されて、血液の中に入り、栄養として細胞に吸収されていきます。
血液の中の赤血球の一部は、死んで、尿となって出て行き、新しい赤血球が生まれています。
という具合に、細かい部分で、「変化」がたくさん起こっています。

身体の中では、消化・吸収・排泄をはじめ、臓器の複雑極まりない働き・脳細胞の働き・体を動かすこと・考えること・細胞の生まれ変わり・代謝など膨大な量の「働き」があります。
それすべてに「酵素」が関わっており、生命活動が滞りなく、円滑に行われているのです。

酵素が体内に充分にあり、活性化していれば、健康で若々しくいられます。
しかし、年齢や生活環境・生活習慣とともに体内の酵素の量は減っていきます。
なので、体内の酵素を温存し、また外部から補充し、そして、酵素がしっかりと働く環境をつくってあげることが、健康の秘訣なのです。

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