アトピー性皮膚炎の原因は、単一的のものだけでなく、心身の内側にも原因が潜んでおり、それらが複雑に絡み合っています。
たとえば、 免疫に関する疾患ですが、その免疫の状態を左右するものとして
・自律神経やホルモンのバランス
・腸内細菌の状態(腸内環境)
・ストレスや心因的な要因
・食生活を含む生活習慣
・気温の変化・化学物質
・姿勢・呼吸の仕方
などが関係してきます。
アトピーの治療が難しいのは、これらが複合して微妙に絡み影響しあい、身体のバランスを整えようとするメカニズムが崩れていることが原因だからなのです。
つまり、治癒を目指すときには、このバランスを崩している大きな原因を特定することが大事です。
アレルギー源を除去するだけでは、一時しのぎになり、根本的な解決にはならないのです。
食について
・免疫は腸内で作られる。
だから、食事から見直すことが大事である・・とよく言われます。
確かにそうですが、食事を完璧なものにしても、免疫系が完璧な働きをするわけではありません。
何を摂取したか・しないかというより、腸内の環境がどうなっているか・・が大事です。
そして、その腸内環境は、自律神経の働きが大きく関わってきます。
なので、食は大事ではありますが、他の要素もトータルで考えていく必要があります。
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