バランスの崩れはなぜ起きる?

自律神経は交感神経と副交感神経があります。

バランスの崩れというのは
 ・どちらかの神経が過剰に働き、もう一方の働きが弱い
 ・それぞれの神経の切り替えがスムーズにいかない
 ・適切な時間や場所で、働くべき神経が働かない

自律神経は、自分の意思では操れない内臓などの諸器官をコントロールしています。
心臓の拍動や、呼吸・消化作業・血圧・体温・水分・血糖値の調整・腸内環境や免疫などです。
現代の私たちの身体は、たくさんのストレスにさらされています。
 ・ 食生活では、添加物・農薬・化学肥料の問題、栄養価の低下・カロリー過多・糖分のとりすぎ。
 ・ 住環境では、化学薬品や石油精製品・電磁波・大気汚染の問題
 ・ 生活リズムでは、働きすぎや昼と夜の区別がつきにくい生活・運動不足・・・
 ・ そのほか 身体の冷え・酵素不足・情報過多による神経疲労

普通の生活と思っていても、身体はさまざまな問題にさらされています。
そして、時間をかけて表面化します。
体内では、不具合のある器官の問題を処理しようと、自律神経が微調整を行いながら働いています。

そこに、思考やこころ(感情)の問題が重なります。
現代では、多くの情報の中、、判断や選択をしなければなりません。
その過程において、感情というものが発生します。

自律神経は脳の中心部・・視床下部というところで司令が出されていますが、思考や感情はダイレクトにこの脳の部分に影響を与えます。

もしその感情がネガティブなものであれば、脳は身体を守るためのストレス対策に対応しなければなりません。
それが度重なれば、脳の中心部がダメージを受け、強いては自律神経のコントロール力も弱ってきます。

つまり、バランス崩れの原因は、自律神経がしっかりと働かないようになった、肉体に蓄積された問題と、自分の思考習慣(それがもとで感情が生まれる)・・・この両方がかけあわさり、自律神経失調症という問題に発展しているのです。

現在おこっている症状をなんとかしたいのであれば、まず、どういった生活習慣が肉体のストレスになるかに気づかなければなりません。
よくないものであればその習慣を変えること。

また、思考からくるストレスには、呼吸法などの方法を通して、ストレスを軽減したり、思い方の癖に気づき、少しずつ修正していくことが大切です。

いまおこっている症状ばかりに目をむけていてもなかなかよくはなりません。
自律神経がバランスよく働けるような肉体の条件をつくることからはじめましょう。

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