近年多い自律神経失調症。また、更年期障害。
更年期障害に関しては、女性特有のものと思われていますが症状が顕著というだけで、男性にもあります。
また、閉経前後というイメージですが、若い女性にも見られます。
これは、関係の深い自律神経の調整が乱れやすい環境ということで、近年多く見られるようになっているのでしょう。
自律神経失調症というと、原因が特定できない、不快な症状ということで、さまざまな症状が出てきます。
頭痛・不眠・肩こり・動悸・めまい・消化不良・・・などなど。
特定の病名がつかないので(つけられないと、自律神経失調症ということになる)他人には軽く見られがちだけど、 本人にしてみたら、いつ、調子が悪くなるかとか、いつになったら元気になるのか・・・と結構きつく感じるものです。
調子が悪いと不安になるものですが、そのときの対処の仕方を。
何がよくないといっても、その「症状」にストーリーをもたせることです。
心臓がどきどきする・・・「だんだんひどくなっている気がする」「このまま心臓発作で倒れたらどうしよう?」
めまいがする・・・「あしたもこの調子だと仕事にいけない」「このまま治らないのでは・・?」
と症状に付加価値をつけてしまいがちです。
すると、身体を支配している神経はその不安や心配に反応しますので、生命の安全のために「神経を過敏」にして対処しようとします。
余計なエネルギーをそこで使うので、調子を整えようとする身体のシステムがうまく機能しません。
そのため、調子がなかなか戻らないとか、余計ひどくなる、ようなことがおこるのです。
ですから、調子が悪い時は、自分が「ストーリー」をつけていないかどうかをチェックし、ただただ、症状を感じるだけにしておきます。
また、「早く治そう!」と支配したり、「こんなことではいけない。気の持ちようだ!」と否定したりも、よくないですね。
症状を感じる=見つめるだけです。
そして身体を緩めることを第一に。
(深い呼吸や、ストレッチなどでリラクゼーションする)
筋肉が緩めば、神経の流れもよくなり、乱れた神経のバランスを調整しようとする働きが高まります。
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