こころを落ち着かせる ②安らぎ脳を創造する

自分の思考パターンは、性格だから変えようがない・・
感情は湧いてくるものだから、どうしようもない・・・

と思われがちですよね。

しかし、脳の活動の仕方や器質的な面でさえ、変化を起こす ことができるのです。

人間の身体というものは、よくできているもので、訓練したり 練習したりすれば、それに応じて変化するし、使わなければ 廃用性萎縮といって衰えていくものです。

筋肉などは、筋力でも見た目でも、一目瞭然ですよね。

では、脳をどうやって鍛えるのか・・・?
安らぎ脳をどうやってつくっていくのか・・・?

脳トレなどは、トレーニングによって、脳の働きを活性化させ ますが、安らぎ脳をつくるには、瞑想や意識集中法に限ります。

瞑想は科学的にも、短期・長期的に脳の機能と構造を変化させる ことが証明されています。


静かに自分の身体とこころに向かい合い、意識が過去や未来・他 の場所や他人にうつり、シナリオを描くのをストップさせる。
「いま、ここにいることに気づく」ことに尽きます。

こんな簡単なことで(最初は思考とこころがさまようのですが・・・) こころ(感情)は、静かになり、穏やかさを増します。

この方法を繰り返すことで、脳の活動の仕方に変化がおこり、記憶や 感情の調整のしかたにも変化が起こってくるのです。


私も・・・

過去をなにかの拍子に思い出したときに、そのときの感情が蘇ること ・・・たびたび。

ところが今の状態が変化しはじめると・・・
相手側の気持ちを憶測できる
違う方面からみれる
おもいだす映像がかわる
こころにしめるウエイト感が軽くなる
ただの出来事にすぎなくなる
心配ごとが脳裏をよぎっても、身体が反応しなくなる

などの変化が起こりました。
つまり、自分の出来事であっても、他人事のような・・・とても 客観的な見方に変わっていくのです。

瞑想などの習慣がなくとっつきにくいと感じるかた、方法がよく わからないかた・・・
少しの時間がとれるときは、静かな空間に座り、自分の呼吸をみたり 聞いたりを行い、意識を呼吸に集める。


時間がとれない・ひとりの空間が持てないというときは・・・
今していることの1つ1つに意識を持つ 食べるという行為でも、箸を運ぶ・口に入れる・食べ物の食感や匂いを 味わう・噛む・飲み込む・のどをとおる・・・といった過程を感じていく のです。

一度、こういったことを行うと、普段、私たちがいかに無自覚に事を進めて いるか、迂闊な動作がいかに多いかを感じさせられます。

不安や心配・怒り・恐れなどの感情は、私たちの意識が、あちこちにさまよって そこに何らかの判断を行う(あれこれ思考する)ことから沸き起こるものです。

今に意識を持つことは、さまよっている意識を連れ戻し、判断する隙を与えない ということです。
安らぎ脳は、この時間の積み重ねによって創造できます。

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