ストレスマネジメントについて

「ストレス」という言葉は、日常の中でよく使われます。
「ストレス発散」のために、ショッピングやスイーツなどの飲食、またおしゃべり会やカラオケ、趣味の世界を堪能したり、スポーツをしたりもあります。
このような形でストレスにうまく対応できるなら問題はありません。

しかし、現代は実際、心の病気や、難治性の疾患が非常に増えています。
その多くのケースで、原因は「ストレス」とされているのです。
不調が続いて、病院で診察を受け、医師に原因は?と尋ねると、「ストレスからですねぇ~」「ストレスをためないようにしてくださいね」と言われることがあります。

では、どうすればストレスをためないようにすることができるのか?について教えてくれることはありません。

そこで、自分がストレスを感じないようにするには、相手に変わってほしい・今の環境を変えたい・いい医師や薬に出会えれば、健康になれる・・等、自分以外のものに解決策を求めます。

上司が小言を言わなければ・・
給料がもっと上がれば・・・
この痛みがなければ・・・
もっと広い家に住むことができれば・・・

このように、自分の外に改善を求めます。
しかし、よく言われるように、相手や周りの状況を変えることは容易ではありません。
簡単にできることではないから、ストレスになっているのです。

 

1つの状況に関して、それが、絶対的にストレスを引き起こすのかどうかを考えてみましょう。

たとえば、仕事で、大事なプレゼンテーションを行うことになり、それがストレスになっていたとします。
しかし、次のような条件次第で、そのストレスは大きくも小さくもなります。

体調・・すこぶる良ければ、その仕事を乗り越えようとする元気がでます。

経験・・初めてのことか、何度目かによって、余裕度が変わってきます。

準備・・しっかりとした準備ができれば、プレッシャーの強度が変わります。

環境・・プレゼンテーションの相手の人数や、立場などで気持ちが変わります。

意義・・自分が望んだプレゼンテーションなのか、やらされているのか、成功させたいという意気込みがどれくらいのものかでやる気が変わります。

など、同じプレゼンテーションという状況でも、自分のさまざまな条件によってストレスに感じる度合いは大きく異なってきます。

つまり、日常で何かしらにストレスを感じているとしても、それは、自分次第で変わってくる。それは、自分が変われば、ストレスに思うかどうかが変わってくるということにつながります。


究極のストレスマネジメント法は、単に「気晴らし」や「ストレス発散」をして気持ちを紛らわせるだけではなく、自分自身を変えていくことにつきます。

そして、このストレスにはこの対処法・・・このケースにはこの対処法・・というように、その都度変化するものではなく、どのようなことが我が身に起ころうが、ストレスに負けない強い心を持った自分自身に変えていくのです。

そのために必要な「考え方」「日常生活で行うこと」「身体の状態」「強い心を持つためのトレーニング法」などをお伝えし、サポートしていきます。

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