こころを落ち着かせる ①感情を認める

身体が健康であるとは、そもそもどういった状態でしょうか?

痛みや不快な症状がないこと・仕事や日常生活が支障なくとり 行えること・・・個人によってその定義は異なるかもしれません。

一般的になにも起こらないことや変化がないことがいいことと 思われがちです。
しかし、日常的に気温や気圧などの外的条件・生活上の出来事・ それに伴う心的な動揺など変化のないことは何一つありません。
身体の状態にしても、朝と昼の体温・仕事の日の呼吸と休みの日 の呼吸・血圧にしても場所が変わればすぐさま変化するでしょう。

このように、全てが変化しながら進んでいる状態の中で、健康で あるということは、「外的・内的・心的に変化した状況の中で、 新しい調和の状態を見つけ出す・・その力が備わっているとい う状態をいうのです。

こころの状態に不安をお持ちのかたは、「このままではいけない」 「なんとかしなくてはいけない」と焦りがちですが、いろいろな 外的な条件に対して、「いま、そう感じていること」(不安なら 不安の感情そのもの)で、心と身体がバランスをとっているので す。

外から見たら、健全ではない状態でも、自分の身体とこころは バランスをとろうとする健康力があることを理解してください。

つまり、不安ならその不安をどうにかしようとするのではなく、 いま、その不安が必要なんだと、ただ不安を感じているだけ
いいのです。

どうしようもない心のざわつきは、どうにかしようとすると、 もっとざわつくだけです。そもそも心は自分の理性や意志では 変えられるものではないと知ることが大切です。

(心そのものは変えられませんが、呼吸法や意識でざわつきを コントロールすることはできます。そのあたりはまた別のブログ 記事にのせますね)

今の自分の状況をそのまま受け入れられれば、穏やかさや安らぎ を得ることができます。
それは今の状況で満足できる心です。

これですべてよし!と思える感覚からは、あらたな動きへのエネ ルギーが湧いてきます。
自分に対して楽でいられるほど、こころは落ち着き、平穏さを 感じていられます。

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