腰痛に限った事ではありません。
本人は本当につらく治りたいと思っているのに、深層心理が治癒の脚を引っ張る
ことがあります。
無意識の領域ですが、病気をすることで、得るものがあることがあります。
たとえば、仕事が忙しく休暇が思うようにとれない・・・こんな時、忙しいさなか
「休みをください」とは言いづらいですが、なにかしらの病気であればきちんとした
「言い訳」ができるわけです。
まわりの人も同情的になり、「ゆっくり休んでください」となります。
本人が、仕事に対して、本当はいやだなぁ~したくないなぁ~・・・と感じていれば
病気がなかなか治らない方が都合がよいわけです。
他にも、病気が自分のメッセージである場合。
周囲の人やある特定の人に怒りなどの感情をもっているが、伝えられないとき、
病気をすることで、暗に「私がこんなにつらい思いをするのは、あなたがきちんと
してくれないから。これほどに大変なことなんです」と身体で発信しています。
このようなケースでも、その人との関係性が改善しない限り、病気や痛みはこころの
メッセージとして現れ続けるでしょう。
病気や腰痛が治ることで、真正面から向き合わなければならないことがあるとき、
そこから逃げたいという深層心理が、病気の回復を遅らせてしまうのです。
身体が完全になったとき、困ることはないですか?
解決困難な問題にぶつかるより、体調不良でいたほうが助かる・楽だという気持ちは
ないですか?
何か自分を許せない部分があって、痛みがあったほうが自分にふさわしいというような
気持ちはないですか?
誰かへの怒りを忘れないために痛みを必要としていることはないですか?
誰かの愛情を得るために、病気を必要としていることはないですか?
どんな病気・・・肩こりや腰痛にしても、こころと深く関係しています。
健康を望むのは当たり前!のことのようですが、病気を手放せない事情があるのも
事実です。
なかなか改善しない症状があるときは、自分のこころの奥深くをのぞいてみるのも
いいかもしれません。
腰痛・治っては困る?
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