前回の記事では、「脳ストレス耐性をあげるための日々の習慣」
の前提として、「こころの設定」なるものをのせました。
ストレスフルになると、食欲がなくなる・あるいは、食に貪欲に
なる・身体に悪いものや刺激物が無性に食べたくなる・・・
などという経験はありますよね。
つまり、こころの状態と食は、ものすごくつながっているわけです。
ストレスの元がなにであれ、そこから逃げたい・埋まらない 何かを埋める代わりがほしい・自分の今の精神状態を あらわしたい・・・そういったメカニズムが深層に潜んでいます。
音楽でも、ものすごく落ち込んでいるときは、元気のいい ハイテンションのものを聴くより、自分のこころをあらわすような ブルーな音楽のほうが、こころを癒してくれ、結果的に早く元気 になれます。
食も、自分の生存に影響する大切な儀式なわけですから、ただ 栄養を補給するという働きだけではなく、「こころの栄養」の働きも兼ねているのでしょう。
こころがストレスを感じたとき、一時的に甘いものがほしい・ ジャンクな食べ物がほしいという欲求があったとき、それらを 食して、ストレスが解消できたなら、OKです。
でも、本当のストレスの原因や自分の内面の問題(自分の弱点や恐れなど)
に向かい合わず、こういった食に依存する形だけで気持ちのコントロールを
しようと続けたなら、限界をこえたときに身体のダメージが表面化してきます。
身体の調子がいまひとつ・・・気分がなかなか、いい状態に回復しないなと
感じるときは、やけ食い・甘いもの・ジャンク・スナック菓子・炭酸飲料など
は「脳の誤作動」から欲するもので、真の欲求ではないと判断しましょう。
本当にストレスから回復させてくれるものは、身体にとって栄養になるもの・・・
ビタミンやミネラル・酵素などといった栄養価があるものです。
自然のものや手作りしたものや野菜を多くとるなど、食の見直しから手がけて
ほしいのです。
そんな気にならない・・・という時も、1ステップがんばった質のいい食事。
例えば、外食中心なら、家庭で。加工食品中心なら1品手作りで。
肉食中心なら肉を減らし野菜を1品たす。
普通の家庭料理なら、発酵食品をたすとか、いい野菜にかえるなど。
自分の身体の調子が整うと、それにあわせた精神状態になるので、ストレスを 感じにくくなってきます。
ちなみに、ハンバーガーなどのジャンクフードをしばらく続けてみたら、 よくわかりますよ・・・。
腸の調子の悪さもさることながら、
やる気がでない・イライラしやすい・いろいろなことがどうでもよくなっ
てくる・何事も面倒くさくなる・・・
こんな調子では、前をいく車がのんびりとしているだけでも、ストレスを
感じます・・・。
つまり、自分のメンタルは、食もその要因の1つですので、ストレスを感じ やすい時には、見直してみましょう~
この記事へのコメントはありません。