何らかの疾患(不快症状)があった場合、その原因の1つにストレスが容易に思いつきます。病院で診断してもらう際にも、ストレスが原因ですねぇ~といわれることも多々あると思いますが、そのストレスの対処法まで教えてくれる医療機関はなかなかありません。
身体はもともと変化する環境に適応するように身体の状態を一定に保つ恒常性(ホメオシタシス)という機能が備わっているので、少々のストレスがかかっても即病気になることはありません。
ストレスが身体の機能を正常に働かせなくする(病気に至る)には、・強烈なストレス源によりダメージがかなりきつい
・問題が長期化しており、慢性的にストレスにさらされる
・問題に対して自分では太刀打ちできない(どうしようもない)と無力感を感じているといった場合におこります。
上記の場合、まず、脳神経細胞の信号が乱れ→神経伝達物質のバランスが崩れ→
→自律神経のバランスの乱れがおこり→その神経の流れの悪い箇所(器官)に症状があらわれるようになります。
では、そのストレスはどうしておこるのでしょうか?
その人によってストレス源はまちまちです。それをストレスに感じる人もいれば、感じない人がいるのも事実です。
ストレスを感じやすくする要因というのも存在します。
それは・・・
エネルギーの不足・血液や体液循環の滞り・呼吸の仕方(深さや長さ)
有害物質の蓄積度・精神的要因(ものの見方や考え方)・心理的要因(何かの 出来事に対する感情のコントロール)
つまり、普段の生活の環境・食の習慣・思考の癖などにより、ストレス感知度は大きく異なってくるのです。
体調がいいと、さらりとかわせることでも、気分がすぐれないと、ちょっとした言動がかんに障る・・・という経験はだれにでもありますよね。
要はストレスはその対象自体が問題ではなく、それを受け止める人のコンディションが大きく影響しているということです。
ストレス度が変われば、脳神経細胞の信号サイクルも変わってくるので、自律神経への影響もよくなってきます。
自分の症状を根本的に治していきたいとき、まずは生活習慣から見直す大切さがここにあります。
いくら薬を飲んだり、サプリをとっても対処療法で、根本の体質は変わらないため、不調が長期化してしまいがちです。
疾患の原因にストレスがあげられるならば、そのストレスを軽減する方法を考える。
その際にストレス源だけに目をむけるのではなく、ストレスを感じる自分の体質から見直しを行ってみる・・・
というのが遠いようで、実は近道だと感じます。
体質の見直しについては、詳細をまた書いていきますね。
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