エゴを弱める

前回の記事で、エゴとは、自分が大事・正しい・もっともっとと求める・ 人と比べること・・・怒りやねたみなどの感情の裏側には、エゴが隠れている。
といった内容を載せました。

エゴが引き起こしているとわかってはいても、そのエゴを引き離すのは難しい ものです。
「これを手放すと、痛い目に遭うぞ!」というのが”エゴ”だからです。
手放せないなら、他の手段を・・・。

・受け入れる
自分の思い通りにいかないとき、どうしても何とかしようとしてしまい がちです。それができないときは、怒りや悲しみの感情が沸き起こります。

人生では、予測不能なこと・突発的なことがおこり、「なんで?」という 思いにかられます。理由がわかればまだしも、納得できないことも度々。
そんなとき「現実は内的状態の反映である」と言い聞かせるのです。
何か大きな目的や働きのために、または、自分がある方向へ進むように、 そのようなことが現実に起こったのかもしれませんし、また、本当のところ を知る術もありません。

ただ、今の自分にとって必要だから、起こるべくして起こった!という真実 しかないのです。

ですから、起こった出来事が不服であっても、「そうですか」「そうなりま すか」と受け入れるのみなのです。自分が気に入る・気に入らないは横に置 いておき、ただ気にしないようにするのみです。
(出来事と感情の見極めをし、一体化することをやめないと、この気にしない ・・・は難しいです)

・判断しない
私たちは純粋に五感を通じて体験するだけではなく、そこに自分の物語をく っつけます。
これはよかった・あちらのほうがもっと優れている・こうするのが当たり前・ あの人の言い分は自分勝手すぎる・あれは間違っている などなど。
判断することで、エゴがもこもこと頭をもたげ、自分が正しいことをなんと か認めさせようとします。
エゴに引っ込んでいてもらうには「それもそう」「そうかも」と自分が判断 することを止め、ジャッジは大きな流れにまかせてしまいましょう。

・執着しない
受け入れることができない時は、「執着」が起こります。
自分の力で状況をコントロールしようとする・あきらめようとする・・・ この姿勢では、気持ちのうえで「こんなのイヤだ!」がしめているので、心が 重くなってしまいますよね。

どちらに転んでも「どちらでもいいよ!」というあり方であれば、肩の力がぬけ ます。どちらでも、結果は自分が一番いいようになる!と信じることで、全てが 自分の学びになります。

これらの結果が、自分の鎧兜(自分で自分を守らなくては・・・)を脱ぎ捨てること になり、エゴを手放すことにつながります。

エゴを手放せば、楽な生き方ができ、何が起こってもそれを楽しむことができるよう になり、一回り器の大きい自分に成長できるのではないでしょうか。
 

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