マインドフルネスが広まってきた背景には、fMRIという脳の状態をみること
ができる装置が開発されたということがあります。
それまでは瞑想などは宗教的な要素が強く、科学的根拠を必要とする医療現場
では取り扱い難い領域のものでした。
しかし、このfMRIにより、瞑想時の脳の活動状況や活性化する部所などが明ら
かになるに伴って、医療現場をはじめ教育現場や職場などで、この「脳の活性
化をはかれるもの」を放っておくのはもったいない・・・という風潮が生まれ
マインドフルネスやその類の瞑想などが普及しだしたのです。
わたしたちが心を強く揺さぶられるような出来事にあったとき、脳の中の「扁
桃体」という箇所が強く活動します。
情動を司っている部所で、出来事など対象に対して、「好きや嫌い」「快や不快」
という判断をし、そこから自分がどう動くかを突き動かす働きをします。
この扁桃体が暴走してしまうと、衝動的な行動につながってしまう危険もあるの
です。
またコルチゾールなどストレスホルモンを分泌するので、こころ穏やかに・・・
とはいかない状態になります。
この扁桃体の見守り役の前頭前皮質の働きを抑制してしまうことで、理性的に考え
ることが難しくもなってしまうのです。
自分で自分のことがわからなくなって・・・とか、自分を抑えきれなくなって・・・
と、なんであの時あんな行動に出たんだろう?というようなことがありますよね。
人をハートフルにさせる働きをもする扁桃体ですが、野放しにすると、感情的
で自己を制御できなくなるという一面も併せ持っています。
ここで、マインドフルネス!を取り入れた生活をしていると・・・・
・扁桃体の神経細胞の密度が減少する(ストレスレベルが低下)
・前頭前皮質が活性化する⇒⇒⇒不安をコントロール・判断力や決断力の向上
・前帯状皮質が活性化する⇒⇒⇒思考と感情をコントロール
このように脳の働きに変化が起こり、衝動的な行動を抑制してくれます。
つまり、ものごとに、本能的な「反応」をおこしてしまうことから、適切な判
断力や行動をおこす「対応」へと変化できるようになります。
また、こういった経験をつんでいると、脳の神経の使い方が変化し、無意識的
に「対応」上手になってくるのです。
大人な振る舞いをしたい・・とお考えの方、是非、マインドフルネスを取りいれ
てみましょう♡
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