自律神経は、交感神経と副交感神経がバランスよく働くことが
重要です。
バランスとともに、それぞれがいかにしっかりと働くかも重要
なことです。ダラダラとか弱々しい状態ではいけません。
精神的な疾患をかかえる方の中には、副交感神経が優位な方も
いらっしゃいます。
一般的に交感神経はストレス型で、副交感神経はリラックス型だから
身体にとってはいいように思うかもしれませんが、やはり、何事も
「適度」が大事なのです。
近年、身体に負荷をかけることが少なくなりました。
食べ物は、狩猟したり、採集したり、農耕しなくても、手に入ります。
移動は、歩かなくても、車や交通機関を利用できます。
体感温度は、暑いや寒いを我慢しなくても、エアコンで快適にすごせます。
身体へ負荷は住居やトイレが洋式スタイルで足腰に負担がかかりません。
ほおっておくと身体はリラックスできるような生活環境が整っているのです。
ここで、交感神経がうまく働かないと、一気に副交感神経優位に。
するとリラックスをこえて、
・気分にハリが出ない
・落ち込みやすい
・なにかをするのがおっくう
になってきます。
身体の症状としては、
・食欲が高まる(過食になると不安感が高まる)
・代謝が下がる (体重増加につながる)
(身体が交感神経を奮い立たせようとして↓)
・心臓の鼓動が早くなる
・血圧が上がる
・下痢をしやすい
・手足が冷える
といった症状がでてきます。
うつ的な症状や、過食障害(摂食障害)にもつながる要因があります。
副交感神経の働きを抑えるためには、交感神経をしっかり働かせること。
・身体を十分に動かす(歩く)
・規則正しい生活(早寝・早起き)
・いい食材の食事をし、精神的な満足感を得て、過食を防ぐ
・甘いものは控える
メンタルな疾患に限らず何かの不調には、それらの原因となる生活習慣の
問題や意識のあり方の問題が潜んでいるものです。
まずは見直しを行い、取り組んでみましょう!
副交感神経が優位すぎかも?!
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