食事療法の本についてはいろいろなものがあり
何冊か読んでいると、真っ向から反対の説があったりして
結局なにがいいかわからない・・・ということになるケース
も多々あります。
最終的には、ご自分で試してみて、体調の変化を感じて
あうかあわないかを判断するしかありません。
しかし、おおむね共通していることや古くから言い伝えられ
それが長い期間受け継がれているものは、経験値として優れ
ているものだと思います。
腸内の環境・体内酵素の量・など少食の効果はいろいろな 点に波及します。
病気治癒を考えるなら「腹5分や6分」でいいかもしれません。
ちなみに長寿遺伝子であるSir2(サーツー)は空腹の状態で 活性化します。
現代では食品自体の質が非常に低下しています。ビラミンや ミネラルの不足だけではなく残留農薬の問題・化学肥料・ 抗生物質‥。本来、生鮮食品には酵素が多く含まれていますが これらの問題を考えると、一概にいいとは言い切れません。
対策としては、質が安心できるいいものを「少量」摂取すること (①を実行するなら、それで満足出来るのです) 酵素の量が増えている「発酵食品」を多く摂取すること。
肉や魚は酸性の食物で、体液を酸性にします。
野菜や果物はアルカリ性で、体液をアルカリにします。
血液が酸性化すると血液がドロドロになってきます。
人間の歯の数から考えても、肉用の歯と野菜用の歯と穀物用 の歯の割合はだいたい1:4:2になるので、上記の説は妥 当と思われます。
自分の唾液には、今の身体が必要としている酵素がふく まれるといいます。つまり自然の薬が、自分で製造できる のです。
唾液を十分に出すにはよく噛むことが必要です。
よく噛めば、少食でも満足できるし、治癒力もあがります。
(顎の力が強いと生命力があがります)
唾液からの酵素で消化を十分に行えば、胃や腸にかかる負担が 少なくなり、腸内環境を良好にするのに役立ちます。
一般的な情報で「○○の食べ物が○○に効く」と聞くと、それ に走る傾向がありますが、何かの1つが抜群に効果を発揮する ことはありません。
身体はバランスが必要ですので、極端にこれを抜く・こればかり 摂取するというやり方はいずれ問題が生じてきます。
病気治癒を考えるときは、身体のなかのいらないものをいかに 出すかを考えなければいけません。
腸内環境を整えること・体内酵素の量をふやすこと・代謝を上げ ることが重要です。
体温を上げたほうがいいので身体をあたためる食材をとるという考え方
や水をしっかり飲んだほうがいいという考え・・・いろいろありますが、
体温が低いケースでも個人の体質によって
・体内の熱を生み出せていない
・熱がこもって循環していない
どちらかによって摂るべきものは変わってきます。
水の場合でも
・余分な水が溜まっている状態
・乾燥している状態
・腎臓の機能が潤滑に働いているかどうか
・その人の活動量
などによって、どれだけがベストなのかは一括りでは考えられません。
あくまでもご自分の体調を観察しながら、また、日によっても季節によっ
ても変わってきますので、臨機応変に考えていくことが重要だと思います。
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