人には、他人には言いづらい自分の弱さというものがあります。
一見、その人の強みと思われているようなものでも、実は弱さの裏返しだったり
することもあります。
不安や恐怖・得体のしれない緊張感・・・・
漠然としたこうした思いは、自分自身にとって快適ではないため、普段は意識し
ないように、感じないようにするものです。
その代わりの安心感や安定を手に入れたいと望むため、何かで穴埋めできるものを
無意識に探していきます。
手近なところで、買い物・ギャンブル・お酒・おしゃべり・ゲーム・食べ物・・・・
自分の心が満足しており、リラックスした状態でこれらのものを楽しむにはなんの問
題もありません。
それらを求める心理が、欠乏や恐れからきているのか、ハッピーな気持ちからきてい
るのかは、大きな違いなのです。
自分の弱さを知り、受け入れる・・・・
大変、苦しい作業ですが、それを乗り切るためのコツは・・・・
・自分の当たり前は、当たり前でないかも・・・と思う。
・知っていることが、間違っているかもと疑う。
・何かをコントロールしようとしているのではないかと思う。
・知らないことが多いのだと知る。
・誰もが弱いことや不完全なことがあると知る。
つまりは自分が完全であるためにといくら努力しても、どこまでもまだまだな
不完全で未完成なのだと割り切ることです。
その前提で、弱さを感じようとすると、抵抗なく受け入れることができるでしょう。
不思議なもので、自分でその感情に気づき、受け入れると、自分で変容して
いこうとすることができるのです。
「これでは、だめだ!変わらないとだめだ!」と叱咤激励されるより、「この
ままでも大丈夫だよ」と言われた方が、根本に安心感があるため変化しやすい
のです。
もし、変わらなくても、ここに戻って来られる!という基地があれば、安心し
て冒険にでられますよね。
その「大丈夫だよ」と認め、安心させてあげる作業を自分自身で行います。
安心すると、身体がリラックスする。リラックスすると、いろいろなことがう
まく運ぶのです。
変わらないと!・・・という~~ねば思考より、変わったほうがきっといいぞ!
という楽しみモードで、なりたい自分を描いてみましょう。
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