人は、目・視神経から非常に多くの情報を取り入れています。そして脳内ではそのデータ処理にフル活動となっています。
現代人はいつも手にスマホ・・・のような状態ですので、起きている間は本当に脳が休む暇がない・・という生活様式になっています。
常に何らかの情報処理を必要としているということは、身体の微妙な調整をする時間もゆとりもないということになります。
つまり、自然治癒力が働きにくい環境になっているということです。
ここであえて、目からの情報をカットして、脳の視覚野の活動を休息させます。
そして、視覚的イメージを脳に映像化させます。
すると、普段は働かない、身体を統制するための神経に情報が送られるのです。
また、こころの目で描いた図や絵を思い描くことで、心身を鎮める作用も発生します。
やり方は、自分が一番肯定的になれる気分に関するイメージを繰り返し思い描きます。
どこかに遊びにいったシーンで、とてもさわやかになれたなら、その時の場所を思い出します。その場面の音やにおい・感覚・自分の状態・感情など詳細に、より鮮明にイメージしていきます。
何かに没頭して、前向きな感情になれたなら、その作業をしている時の自分・成功、完成したときのシーンや感情を思い出し、追体験していくのです。
これらの方法はイメージ療法と呼ばれ、アトピー性疾患・がん闘病・痛みからの解放などさまざまな分野で有効とされています。
いま行っている療法とあわせると、さらに相乗効果も期待できるでしょう。
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