生理周期が不安定 脳下垂体②

ホルモンの司令塔はなんといっても「脳」

生理周期が安定している人でも、ストレスがかかったり環境の変化が起こると生理が乱れるという経験があると思います。
それぐらいストレスとホルモン分泌はデリケートな関係だと、容易に推測がつきますよね。

ストレスがかかると
脳の視床下部 が司令 ⇒ 下垂体 ⇒ 副腎皮質刺激ホルモン ⇒ 糖質コルチコイド  ⇒ 副腎より コルチゾール(ストレス対応ホルモン)(とてもざっくりですが・・・)

脳と副腎はつながっていて、身体が受けたストレスに対してなんとか修復しようと頑張ってくれます。

ストレス反応は、生命の危機から身を守るためのもので、一時的であれば体が活性化し役立つこともありますが、これが長期化したり、あまりに強かったりするとダメージのほうが大きくなってきます。
ストレス反応が起こっている間、胃腸系や生殖器系は急を要することがないので、修復や調整は後回しにされてしまうのです。

この「下垂体」・・卵巣と副腎とお互いバランスを取り合って、ホルモンの調整を行い、生理周期をコントロールしていますが、述べたようにストレスの影響をもろに受けます。
その結果体はどのような状態になるか・・・?

簡単に言うと、頭骨が硬く閉まっていきます。
頭蓋骨はいくつものパーツが縫合され、頭の形となっていますが、その縫合部分がわずかにかみ合ったり、離れたりしながら、微妙なリズム運動を繰り返しています。
硬く閉まることで、この動きが封じ込められ、静脈などの流れをはじめ、リンパ液や脳脊髄液の循環が悪くなります。
そうすると脳内の各器官の働きも悪くなって十分な働きができなくなります。

たとえば・・・
・目がすぐに疲れる
・美容院で頭皮が硬いと言われる
・こめかみが閉まる感じがする
・頭がよく痛くなる(重くなる)
・後頭部のこりがある
・寝ても疲れがとれないなどの自覚症状がありませんか?

このようなかたは「頭蓋仙骨療法」にて緩めていきます。
(症例の中の頭蓋仙骨療法ページを参照下さい)

また、頭は頭だけの問題ではなく、肝臓や胃腸の調子が悪いと前頭骨(おでこ)の骨が硬直し、目が疲れてくると蝶形骨(こめかみあたり)の骨が、日頃の緊張度が高いと首まわりが凝り、側頭骨(耳あたり)の骨が硬くなります。
頭全体のしなやかさと取り戻そうと思えば、生活全般や体全体の調整からはじめなければならないこともあるのです。

このようにして、頭骨全体の硬直をとり、リズムや動きを取り戻させ、結果、バランス調整能力を高めてあげる。
次第に副腎や卵巣へのルートも活性化し、生理周期が整ってきます。

ちなみに、頭がよく痛くなるかたで、薬を服用することが多い方・・・
長期化や服用量が増えると、頭骨はどんどん閉まっていきます。
一時的に痛みが消えても、頭痛の頻度や程度がひどくなっていませんか?
妊娠を考えるとき(健康だけを考えてももちろんですが)このような状態はよくありません。
頭は生殖器系とは関係ないから・・・と思わず、対策をとるようにしましょう!

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