不妊体質 ②肩こり

肩こりと不妊はすぐに結びつかないかもしれません。
肩こりが起こっている状態というのは、身体の歪みが起こっているとか関節の固まりがあるとか、身体が冷えているとか・・・など身体にとって、健康的で生命力が活性化しているのとは逆の方法に働いているということになります。

妊娠・出産というのは、生命を生み育む営みですから、生命力が高まっていることにこしたことはありません。

なにか根をつめるような作業(編み物など)で肩が凝っている場合は、筋肉をほぐしたりもんだりをして対処できるのであまり問題ではないです。

しかし、最近では、脳疲労(ストレス)からくる肩こりや内臓不調からくる肩こりなどが圧倒的に多く、また、交感神経優位型の方は、意識が外にむかいやすいので、自身の肩こりに気がつかないぐらい、肩がこっているという方も少なくありません。

肩こりがあるかないかは、全身の健康のバロメーターの1つだと思ってください。

①ストレスからくる肩こり
ストレスがかかると、副腎から抗ストレスホルモンが分泌されます。その中の1つ、アドレナリンは交感神経を優位にします。その結果、末端の血管が収縮し、血行が悪くなり肩こりを起こします。
その状態が長く続けば副腎が疲労してきますが、副腎は様々な器官と連携してホルモンバランスの調整をしていますので、生理や妊娠にとってダメージとなります。

②肩甲骨付近の硬直やゆがみからの肩こり
最近はスマホの普及により、長時間前かがみの姿勢ですごすことが増えました。
いわゆる猫背ですが、このあたりが凝り固まれば、肩関節の稼働が悪くなるので、肩が凝るのも当然ですよね。
肩甲骨が硬直していると、それに連動する背骨の動き、また、さらに骨盤の動きにも制限がかかります。
骨盤の動きが悪いと、その内側にある子宮や卵巣など生殖器への影響ももちろん出てきます。

③内臓不調からくる肩こり
肝臓や胆のうの疲労・胃が重い・胃の下垂・腎臓の疲労・横隔膜の硬直などから、物理的に内臓が下垂し、肩を下に引っ張り、肩こりを起こすケース。
内臓の働きが低下し、解毒処理などが低下し血液が汚れることで循環が悪くなり肩コリを起こすケース。
などが考えられます。

このように肩こりがおこっている原因をさぐっていくと、生理不順や不妊の原因の1つになっていることがあります。

ストレスが強い場合は、頭蓋の硬直もあり、それによりホルモン分泌に大切な視床下部や下垂体の機能の低下が考えられます。
・頭蓋を緩ます
・副腎の疲労をとる
・内臓の下垂を矯正する
・内臓の機能を高める
・肩甲骨付近からゆるめ、骨盤の稼働を広げる
・股関節の稼働を調整し、骨盤の稼働を広げる

手技療法によってこういった問題の改善をめざし、一見、不妊とは関係無いように見えて、実は、根本的な原因につながっているという不調を改善していきます。
結果としては、より健康的な身体をめざすわけですが、本来ならその先にいい妊娠・出産があると考えられるわけです。
急がば回れ・・・の対策です。

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