めまい・耳鳴りなど 春先の不調

めまいや耳鳴りだけでなく、春先にはコディションが悪い・持病が悪化するなどの身体の変調を起こす方が少なくありません。

またこの季節は、進級・卒業・進学・就職・ひっこしなど人生の岐路に立つシーズンでもあります。
直接ご本人の体験でなくても、ご家族にとっても役割の変化・生活環境の変化・人間関係の変化など、それがよい経験であろうとマイナスの経験であろうと心に波風のたつときでもあります。

春先の気温は「三寒四温」で暖かいと思ったら、急に寒さが戻ることがあり、その温暖差や急な温度の冷え込みに身体がついていけないこともあります。特に最近はその気温の変化が激しくなりましたね。

そして、このような外的な環境の変化から受ける大きな影響の1つに自律神経の調整があります。
人間の身体も自然界の一部ですから、生きていくためのリズムは外的な環境の影響を受けます。

睡眠のサイクルは夜と昼の時間によって、つまり太陽の影響を。
女性の生理や出産は月の満ち欠けや潮の満ち引きによって。・・など自然のサイクルにあわせて生命の営みのリズムが起こっています。

自然で健康的なサイクルでは朝から昼にかけて、交感神経が優位になり活発化します。夜になると副交感神経が優位になり休息モードに入ります。

これと同じように、冬の間は副交感神経型で身体の活動が緩やかになります。そして春から夏にかけては交感神経型で動きも活発になっていくのです。
草花や木と同じですね。冬の間はひっそりと眠っていた草や木の芽も春の日差しを浴びて、動きだし芽吹きます。

ところが、前述したように、この季節、気温の変化への対応にあわせて心が揺さぶられることが多い・大きな自然のサイクルで副交感神経から交感神経へ切り替わることなど変化がとても大きい時期でもあるのです。

そして、近年、肩や首のコリ・慢性的なストレス・デスクワークが中心で身体を使わないこと・・・こういった要素が絡み、スムーズに副交感神経から交感神経への切り替えが行われにくい環境になっています。

こういったことから、身体的な不調のみならず、精神面でも不安定になりやすくなるのです。
そこに頭骨の硬直があるかたは、頭部まわりの不調・・・めまいや耳鳴りを発症しやすくなります。

対策としては
神経の切り替えをスムーズに行わさせる。
そのために・・・・
身体の筋肉や神経系統をリラックスさせる(脊椎をとおして)施術
自律神経をコントロールしている脳幹をリラックスさせる(頭骨調整)施術
脳幹を強化させる呼吸法・体操法(自律神経のバランス調整能力をあげる)


こういった取り組みをすれば、自律神経のバランスが調整しやすくなり、神経の切り替えがスムーズになります。

めまいや耳鳴りに限らず、精神的な不安定さや春先の他の不調にも効果が期待できます。
 

 

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