自然治癒力を考える③ 行動パターンの見直し

自分の生活のなにげない行動が、病気を誘発したり、治癒力を 滞らせているとは考えにくいかもしれません。
おそらく長い間、その生活で病気もせず(表面上)元気に暮らし てきたのでしょうから。
しかし、そのどこかで身体が無理をしたり、悪影響が積み重なっ たりして、結果、健康を損なってしまったのです。

行動や生活のパターンを見直し、治癒力を引き上げていきましょ う!

1.睡眠時間・睡眠の質について

早寝・早起きできていますか?・・・これが健康的な自然の スタイルです。
朝日とともに行動を開始すれば、それだけで、精神を穏やか にするホルモン「セロトニン」が分泌されます。これにより 前向きで爽やかな気分を手にすることができます。

寝る前まで、テレビをみたり携帯をさわっていませんか?
・・・くつろいでいる・・つもりでテレビや携帯とともに 時間をすごしていても、目や脳はけっしてくつろげません。
本来なら副交感神経に切り替わる時間帯にこのようにすごす と、交感神経が優位のままとなり、質のよい睡眠がとれませ ん。
深夜の時間帯は免疫細胞が活発に働く時間です。
そのために副交感神経の働きを高める必要があります。
副交感神経は、日中しっかりと交感神経を働かすことで、そ
の働きが高まります。

ですので、昼間、身体をしっかりと動かすことが必要です。

朝起きたとき、ぐっすり寝た感があれば、時間に関係なく、 質のよい睡眠がとれています。
そうでない方は、起きる時間や日中の活動量を見直しして みましょう。

2.身体を積極的に動かしていますか?

現代の私たちの暮らしは、あえて、身体を動かさないと、そ の量が不足しがちです。
私たちは動物の仲間ですから、動くことで、血液の循環がよく なり、筋肉や骨格が強くなり、内臓の働きも活発化します。
また、生命の力も動くことで、活性化し、よりたくましくなっ ていくのです。
治癒力は生命力に含まれるものです。
病気だからと養生のつもりで、動かずにすごすのは逆効果。  

また、要注意なのは、動かずにいると、思考のエネルギーが大 きくなってしまうこと。
明るく積極的な思考なら構いませんが、ややもすると、否定的・ 消極的になりがち。
思考はそのまま肉体にも影響を与えるので、思うがままに流され るのはよくありません。
思考を理性でコントロールするのも難しい話。そういう時こそ 身体を動かして、思考の好き放題にさせないようにしないといけ ませんね。

3.ストレスのケアをする
・ストレスのかかった身体をケアする
身体は心に従う・・不安や否定的な感情は、神経系統を通じて 身体にストレス反応を起こします。闘争系のホルモンを分泌・ 緊張や硬直を招きます。積み重なってしまわないうちに、ストレ ッチをしたり、深呼吸をしたりして、身体のダメージを修復して いきましょう。

・ストレス源に対する考え方を変容してみる
視点を変えれば、ストレス事も自分を変えるきっかけになったり 成長や気づきのきっかけになったりします。
特に、病気というものは、一見、苦しくネガティブな出来事です が、振り返れば、これまでの生活のあり方の見直し・身体へのい たわり・まわりの環境や人に対する見方の変化など、病気をした からこそ見えてくるものがたくさんあるでしょう。

日々の時間に流されていては、そういったものが見えてくること は難しいもの。
あえて、自分の心と向き合う時間をとりたいものです。そういう 時間が「瞑想」と呼ばれるものです。

 

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