自然治癒力を考える④ 感情への気づき

なにかの出来事に対して、怒る・喜ぶ・悲しむ・憂う・・・ 人間として当然のことです。

しかし、これらの感情が激しく、引きずってしまうと、自分で 思う以上に、身体へ影響してくるのです。

心配のあまり胸がきゅ~っと苦しくなる
悲しすぎて、すべての気力が失われる
怒りで、手が震える
憂い煩って、胃が痛くなる

誰でも経験していることです。
ですが、身体への影響をうすうすと感じながらも、感情の虜に なってしまうことを、つい許してしまいますよね。

おまけに、いつまでも怒りの火種を持ち続けたり、昔のことを 思い出しては悔やんだり、先のことを悶々と心配したり・・・

身体に影響のあることを、知らず知らずに、また、知ってても そこから抜け出さない・・・ということを繰り返しています。

健康を求めるなら、この悪習慣を断ち切らなければいけません。
怒って当然、悩んで当然、心配して当然・・・ではありません。

こういった感情が芽生えたなら、そうすることで、物事がよいよ うに変わるのかどうかを自問自答してみましょう。

怒って、相手が希望通りに動いてくれますか?
悲しみ続けて元気が出ますか?
心配したら、いい結果になりますか?

自分の今の感情がものごとの解決に役に立たないと判断したなら その感情から離れる努力が必要です。

そのためには、今していることに意識を集中することです。
あるいは、呼吸法や身体を動かすこと、好きなことを思い浮かべ る。こういったことで、その感情をそっとしておきます。

常に意識的であることは、大変な努力が必要かもしれませんが、 それにより、身体への害をなくし、健康を保て、ますます、物事 に集中し、意気揚々と生活できるなら、してみる価値のあること だと思いませんか?

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