同時作業が脳を疲れさせる

現代人の集中力は、10秒以下 だとも言われています。

なにかをしていても、スマホが振動するたび、気になる・・・
ごはんを食べていても、スマホを見ながら、雑誌をよみながら
でないと落ち着かない・・・

一度にいくつかのことを同時進行で行うことが、さも効率的だと
感じますか?

では、同時にいろいろなことに手を出したときと、たった1つの
ことだけに集中したときを比べてみましょう。

その後の疲労感や、なにかを成し遂げた達成感・充実感・湧いてく
る意欲・・・・体感してみると、両者はまったく違うことがおわかり
になると思います。

同時にいくつものことをして、脳が疲労すると、注意力が散慢になり、
積み重なると、無気力やイライラ感の高まりになってしまいます。

逆に、自分が能動的に注意をむけた事柄については、脳は積極的に
稼働し、結果、効率的に働き、心の領域においても、穏やかさや
落ち着き感
を生み出してくれます。

「脳」は判断や分析をしたり、なにかを成し遂げたりするために
一生懸命稼働しています。ある限度を超えれば、疲労していきます。

しかし、いま、していることに十全的であれば、脳は、「おもしろい」
や「もっと、こんなふうに」など味わい尽くすようになります。
そのときの脳は、緊張状態ではなく、リラックスした状態なのです。

そうした状態こそ、脳が十分に機能を発揮でき、また、疲労感も少なく
また創造的でいられます。

現代の私たちが集中力や注意力の低下を招いているのは、皮肉にも同時
に2つ以上のことをしようとする効率性を求めている結果なのです。

今していることのみに集中する・・・・心をそこに存在させる。
このことが、結果的には、効率性・よい結果・心の安定・充足感など
さまざまな恩恵をもたらしてくれます。

いろいろなものに溢れている現代では、あえて、こうした環境を自分で
選択しないと、無意識に流されてしまうのかもしれません。

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