自然治癒力を考える⑤ 意志へアプローチ

生活習慣を変えようと思っていても、今までの習慣をやめて 新しいものを取り入れることは、なかなか難しいものです。

よほど辛い思いをした・このままではリスクが非常に高い・ 生死がかかっている・・・これらがモチベーションにはなり ますが、小康状態になったときには、ついつい油断してしまい 怠け心が首をもたげます。

ガン治療においても、補完医療や代替医療として体質改善を 試みることは非常に大切ですが、一番難しい点は、自己管理を しなければいけないことです。

完全に医療に頼っていれば、医師から「あれはしていい・これ はしてはダメ」とある程度拘束されます。
しかし、自分で自然治癒力を高めるためのなにかを始めたなら どこまで頑張るか・どこからが頑張りすぎなのかを自分で見極 めること。いかにモチベーションを持ち続けられるか、そのた めにどう心を把持するかを自分で考えること
このあたりが非常に難しいてすが、取り組んでいかなければい けないテーマです。

まず、ついつい今までの誘惑に負けてしまう時
食べたい・動きたくない・したくない・やめるべきものがやめ られない・・・。
これらは、目先の気分と将来の効果を天秤にかけられない時に 起こります。
「今、これを食べるとおいしいだろうなぁ」「今日は歩きたく ないなぁ。1日ぐらいいいっか」と今や今日の気分を優先させ ています。
「食べずにいると、次の検査ではもっとよくなるだろう」「歩 くと、あとから気分がよくなるだろう・健康に近づくだろう」 と将来をイメージできると、モチベーションが高まりやすくな ります。

思考と感情では、感情が優先されることを知る。

食べたい・休みたい・これがしたい・・・といった感情は、行動 を起こしやすくさせます。それらの欲求は「感情」からきている ことを理解し、理性的思考を働かせましょう。

これを食べたらどうなるか・・・これをすると(あるいはしないと) 1ヶ月後、どういった結果を味わうことになるか・・・ 感情に勝つまで、思考を繰り返します。

感情や理性をこえるものは行動である。

いくら理性を働かせても、強い感情に乗っ取られていて、どう しようもないとき・・・行動するしかありません。

直接、目的としていることでなくても構いません。何かしらの 動きをするのです。掃除でも、体操でも、土いじりでも
そこに関心事をいったん移すことで、それまでの感情や考えが ニュートラルになり、心がいったんクリアになります。

そのうち、目的としていたことに行動をうつしてみようかという 気になってくるものです。
何かしらの行動は、自分の目的とする行動の着火剤ということで す。
つまり・・・
・感情のままに振り回されないよう意識する
・「今」ではなく、将来や大きな視点からみられるよう意識する
・とにかく、まず動く!


せっかく自分の力で自然治癒力を高めるなにかを始められたのな ら、これらに気をつけて意志をコントロールし、ぜひ、継続して くださいね。

 

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