気にしない・・から気にならない生き方へ

苦手な上司や御近所さんやママ友がいるとします。
どうしても毎日顔をあわさなければならない関係なら、毎日そのことばかり が頭をしめ、精神的に苦痛ですよね。

いわゆるストレス源になりますが、対処法としては、以下の4つになります。

①たたかう・・・積極的な意見交換もふくめ、相手と正面からぶつかっていく。

②逃げる・・・・相手と顔をあわさないように時間をずらしたり道をかえたり。
退職やひっこしなどの手段をとる

③気にしない・・「今だけの関係だから」とか「聞き流せばすむから」とか 自分の考え方を変えて、気にしないようにする

④気にならない・・起こっていることと自分の感情を同一視しない。
また相手自身と相手の言動や行動を同一視しないので、 怒りなどの感情がわきにくい

①~③は、時には功を奏することもあるでしょうが、根本解決にはならないこと が多いでしょう。

④はマインドフルネス的な観察眼をもって、対人関係に臨みます。
なにか嫌味やお小言をいわれカチンときたとしても、自分の感情や身体の感覚 に気づくことで感情の波に巻き込まれることがありません。

自分の出来が悪いからだ・・(間違っている点は素直に認めつつ)などと 自分自身の価値を評価したり、これからもずっとこの関係が続くのは地獄だ・・・
未来を予測しイヤな気分になったりするなど、感情に思考をたして、ますます ネガティブな感情をふくれあがらせることをしないのです。

また、相手の言動をマインドフルに聴くことで、ひとまず受け入れてから、 対処するので、感情的に言い放ったり、聞く耳をもたないような態度をとったり することがなくなります。

感情・言動や出来事・過去や未来・相手との関係性などいろいろな要素を個別 に分けて見ることができるので、必要以上に相手を嫌悪することがなくなります。

そんなことができれば苦労しないわ・・・と思われる方。
たしかにそんなに穏やかで冷静な対処がはじめから出来る人はまれでしょう。
そういったことができるようになるために、マインドフルネス瞑想や呼吸法で トレーニングし(基礎練習)、日々の生活の中でマインドフルを意識することで、 実践力を高めていくことが必要なのです。

なにかが上手になりたかったら、基礎トレも実践練習も必要ですよね。
マインドフルネスは脳(思考や感情)の使い方を上手にするためのもので、日々の 練習あってこそ。
上達すれば、自分の生き方が楽に、よりよくなっていくのです。

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