不妊に関する記事をいくつかアップしてきましたが、一言でいうと不妊は子宮や
卵巣など生殖器系だけの問題ではない!ということですね。
ところが、不妊治療に入ってしまうと、器質的な問題以外はおざなりにされてし
まい、ホルモン剤など薬でコントロールすることが当たり前になってしまってい
ます。
記事を書きながら改めて思うことは、1つの器官が十分に働くためには、その
まわりの環境がとても重要だということです。
その環境とは、
・その器官が存在すべきところにある(歪みや変形がない)
・硬直がない(血液循環がよいこと)
・冷えていないこと(いらないものが溜まっていない)
・それぞれの器官の連携がスムーズであること(どれもがよい働きをしている)
つまりは「全身状態がよい」=健康的である・生命力が高いということにつなが
っていきます。本能的な力が高まれば妊娠力も高まるのです。
そして、もうひとつは、妊娠はカップルの営みによって成立するものですが、
不妊対策にはいるとどうしてもそれが機械的・事務的になされてしまいます。
病院でも、この日がチャンスです!と指導してくれるようですが、人間の体はそ
うデジタルに割り切れるものではありません。
本来ならその行為は、カップルの絆を深めたり、本当の自分に戻ることであった
り、さまざまな緊張から解放されることであったりするものです。
その結果が望む妊娠であれば最高ですが、妊娠を望むあまり、卵子と精子が一緒
になることだけが目的化されてしまっています。
その背景には、現代人の頭が働きすぎて、本当の自分の身体や精神を感じること
があまりになされなくなってしまっていることが挙げられます。
頭が働きすぎると、身体の緊張を生み、ストレスを感じやすくなります。
ストレスは身体にいろいろな形で働きかけて、その複雑なシステムを混乱させて
いきます。
現代、いろいろな慢性病や難病が増加していますが、不妊と同じ根本的な原因が
あるのです。
治療に一生懸命になるときも必要ですが、それ以前に
・脳の緊張を解く(自分の身体や呼吸や自然を感じるだけでもよい)
・身体の緊張を解く(コリや歪みを感じ、緩むように体操したりイメージする)
これが基本的な最初のステップだということです。
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