「頭にくる」と「腹がたつ」の違い

怒りモードを表すのに、「腹が立つ」「頭にくる」がありますよね。

調べてみたら、頭にくる・・・は論理が矛盾していて、それをムリに通そうとすることに怒りが出る。

 一方、腹が立つ・・・は間違ってはいないけれど心から認められないことに怒りがでる。

 頭にくるのは、論理的で、腹が立つのは、本能的な感じかな・・・と勝手に解釈しました。

 また、頭にくるのは、直球的で、出来事に対してストレートに怒りに出るけれど、腹が立つのは、受け入れてみようかとするけれど、やはりムリだ!と少しタイムラグがありそうですよね。

 

いい状態というのは、「腹で受け止める」ことができる時です。

「腹が据わる」つまり、腹が座って、低い位置にある状態ですよね。

 腹が立つと、腹の位置は少し上へあがります。
すると、動揺しやすくなり、堂々とした、心持ちでいられなくなります。

 腹を飛び越えて、頭で受け止めると、ワンクッションを置かず、導火線にじかに火をつける感じでしょうか。

 「キレる」「キレやすい」のは、まさしく腹を通さずに、頭だけで怒りMAXになった時でしょう。

  物事は、「腹で受け止める」のが、余裕をもって物事に対処でき、いい結果を生むようです。

 「腹」で物事を受け止めるには、普段からその腹の場所をすぐさま意識できるように訓練しておく必要があります。

 

呼吸法により、いわゆる臍下丹田の場所で呼吸するような感覚をもつ。

日頃の生活での重心を丹田に持っていく(常に意識するだけでOK)

 余談ですが、最近の日本語では、どんな怒りも「ムカつく」自分の感情がどこで湧き上がってくるかを、感じ、表現することができません。

腹がたったなら、深呼吸して怒りを鎮めようとか、頭に来たなら、新鮮な空気を吸って頭を冷やそうとか、そういった対処法に結びつきません。

だから、感情が消化できず、長い間くすぶり続けるのかもしれませんね。

少しのことで動揺しない、堂々とした器の人間になりたいものです・・・

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP