自然治癒力を考える⑧ ストレスを考える

身体の調子を崩すのは、ストレスからのことが多いのは、みなさん よくご存知でしょう。
そして、一旦不調や病気になれば、さらなるストレスがのしかかって きます。
仕事のこと、経済的不安、治療に関して、今後の見込みについて・・。

ストレスをまともに受けやすい性格だから身体をこわしてしまうのに、 さらにストレスがかかっては治るものもなかなか治らないでしょう。

ですので、ストレスへの対応の仕方はとても重要なのです。

一般的に「何がストレスか」を考えようとしたら、外的なものを思い うかべますよね。
人間関係・ハードワーク・ノルマ・時間管理・思うように事が運ばない・ 経済事情・トラブル・・・
人の脳は、ある出来事に対してそれに対応した行動をとるように働くので、 状況の分析・判断・比較などを行います。
それに対して、その人のこれまでの経験則や性格から、意味付けを行います。

この「意味付け」がとても重要です。
自動思考とも言われますが、これによって、出来事がストレスになるか、なん でもないただの出来事にもなるのです。

ストレスフルな生活だと感じている方・・・
自分が出来事に対して、どういった意味付けをしているか、見直 しするのも有効だと思います。

誰かにイヤミを言われた・きついことを言われた・・・として 自分にかけているものが事実あるなら、見直しのきっかけに。
ただ、その人の機嫌が悪く言われたなら、事実ではないのだから その人の問題としてスルーする。
ここで、わたしのことを馬鹿にした・いつも私にだけきつくあたる・ わたしはどうせ仕事ができないんだ・私のことを嫌っている・・・

などという意味付けをしていたら、耐え難い出来事になっていきます よね。

ストレスマネジメントは・・・

①自分がどんな意味付けをしているかに気づく。

②場所・時間・立場の幅を1歩広げる。
 
・相手だけを見ずにその背後の人生や家族関係・立場などを想像して みる
・これが最後なら・・1年後には・・・将来は・・・と考えてみる
・社会全体にとっては・・・宇宙からみたら・・と考える

③ストレスを解消する

よくストレス発散といって、好きなもの食べ放題やカラオケ・ゲーム・ だらだらと過ごす・・・といった過ごし方をされる方がいます。
しかし、これはいわゆる気をそらしているだけで、ストレスをマネジ メントしていることにはなりません。

おまけにテレビ・ゲームやスマホなどは視神経を酷使するので、 気晴らしにはなっていても脳が休息することができません。

情報および判断することが絶え間なくおこる現代の休息は「脳」を 休めることです。
日中、酷使している部分の脳を休息させることで、脳の違う場所・・・ 身体を回復させる・バランスを調整させる・・・といった部所の働き が活性化します。

では、どうすれば過活動の場所の脳を休めることができるのか?

外側にむかっている情報を遮断し、内部感覚にむけることです。

たとえば呼吸法。心と意識を呼吸にむけることで、脳が「考える」 作業を中断させます。
ヨガや瞑想。身体の動きの感覚や心をみつめていくという作業。

こういったものが、現代に必要な脳の休息となり、それこそが ストレスマネジメントと呼ばれるものなのです。

手短なストレス解消・・・ではなく、しっかりとストレスマネジ メント効果のあるリラクゼーションタイムをとりいれてください。


 

 

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