「スマホは不安症を悪化」などというタイトルをつけましたが、わたしもスマホをがんがん使ってます。
その上で、やはり、注意しておかないと、どんどん、使用時間は長くなるものである!という結論ですね。
スマホは生活様式を一変させましたね。
欲しい情報が、、今すぐ、この場所で、手軽に手に入る。
無茶苦茶便利です。
一度使うと、もとの生活には戻れないでしょう。
でも、この豊かさ・便利さと引き換えに、失っているものもあります。
それは、自分の身体の感覚です。
「虫の知らせ」というものがありますよね。
見えないものが見えたり、感じたりすることができない人でも、なんとなくの予感やそんな気がするレベルの予知みたいな働きです。
私達の身体は、物理的や科学的な根拠がないけれど、「胸騒ぎ」のように、身体で感じる
感覚というものがあります。
動物はいやな場所を、本能的に避けます。
私達も動物の一種ですから、そのような感覚を持っていたはずです。
でも、頭脳の発達によって、文明が進み、その感覚や勘がいらなくなりました。
こういった「勘」の力を発揮できるのは
・身体の硬直や歪みがないこと
・自分自身のこういった感覚を信じ、大切に思っていることが前提になります。
これまでは文明が発達しても、作業が楽になった・効率がよくなった・・・というレベルでした。
ところが、スマホを手にしてしまうと、あまりに瞬時に、多くの情報が入ってくるので、自分の思考で考える・とか・自分の第6感的な勘を信じる・・などができなくなってしまうのです。
自分の感覚を信じられないから、また、第2第3の情報を求めてスマホに手が伸びる・・・
自分の感覚が信じられないから、相手や他人のことも信じられなく「今、どこで、何をしてる?」と常につながっていたくなるのです。
自分の意識がいつも、情報や他人など外界に向かっており、自分の感覚を味わうことができません。
つまり、心があちこちにうつろぐので、くつろいでいることができないのです。
「不安」の反対は「安心」です。安心は安らいでいる心の状態です。
安らいでいることができないから、安心を求めてスマホをさわる。
でも、そこには「安心」はなく、自分の内なる感覚を信じられなくなりまた「スマホ」で確かめようとする・・・
いたちごっごなので、だんだん疲れてきます。
疲れてくると、「大丈夫かな?」と不安になる。
だから、スマホを触ればさわるほど、不安は増幅されるのです。
・・・これが依存のワナですね。
このループを断ち切るには、スマホ断ちの時間や日を設けることです。
「私は夜の9時以降はスマホを触らない」と周囲にも言っておけば、既読スルーなどの問題は起こりません。
あいた時間、なんか手持無沙汰で落ち着かなくなりますが、そこがチャンスです。
自分の感覚を使うこと・・・音楽を聴く・アロマ・詩集を読む・絵を眺める・ストレッチ・呼吸法・散歩・楽しい未来をイメージするなど。
テレビやDVDをみるのは、外への意識ですから、それは、また違う時間に・・。
自分の内なる感覚を楽しむことができれば、スマホがなくて落ち着かない・とか不安になるということがなくなってきます。
「依存」してしまう前に、対策をとっておきましょう~
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