人との関係をよくするには、自分自身とつながることから

マインドフルネスであることを意識していると、自分の身体の感覚・脳の思考・ 心に沸く感情に気づきを持てます。
これは、自分というものを理解するということ。自己認識の力です。
自己認識力が高まると、自分自身とつながっている感覚が高まります。
自分自身とつながるとどうなるのでしょう?

カウンセリングでお話を伺っていると、よく「人生が無機質で生きている意味が ない」「自分の存在の価値がわからない」と言ったような話になります。

このような方たちは、ただ肉体としての自分があるだけで、自分が誰かとつなが っている感覚が持てないのです。その根底には、自分自身とつながることが できない苦しみがあるようです。

自分自身を認めていく作業をすすめていくと、他人の中にもそれと同じもの を見ることができます。

自分にも他人にも欠点や弱点がある。自分が不完全であれば他人も不完全。
自分と他人とでは、顔も違えば性格も真反対。
でも、人間という種別でみれば、まったく同じ。

私たちはとても似ている。でも、他のだれとも私は似ていない。
他人とは違う個性を感じながら、でも同じ人間として共感・共有できる部分 を見る。

こういった見方をしていくうちに、
自分を大切にしながらも他人をも大切にする。
・自分とおなじものが根底に流れる他の人とのつながりを感じる。
・自分の得意を他人の役に立たせ、自分の至らないところを他人に助けてもらう。 ことができるようになってきます。

マインドフルネス瞑想の効果として、「人間関係がスムーズになりストレスが 軽減する」というものがあります。
それは、上記のような共感能力・思いやり・助けあう精神などが生まれるから です。

マインドフルネスはただ、自分のストレスが軽減されて楽になればいいや♡ といった小さい目的ではなく、自分とそのまわりの人、さらにその人につなが る人・・・とどんどんつながっていき、地域や国・世界・地球・・・と広い枠 で、よりよく生きることを目的とすることができるものなのです。

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